NFTプロジェクト関連のミームコインPENGUは27日、韓国最大の暗号資産(仮想通貨)取引所Upbitで24時間取引量がドージコインを上回った。
PENGUの取引高は約9670万ドルに達し、価格も史上最高値に迫る動きを見せ、市場の注目を集めている。
The trading volume of $PENGU on #Upbit is skyrocketing, exceeding $DOGE's trading volume on #Upbit.
Yet $PENGU's market cap is still less than 1/13 of $DOGE’s.
Koreans keep accumulating $PENGU. pic.twitter.com/8dMbwDGnQY
— Lookonchain (@lookonchain) July 27, 2025
ミームコインPENGU、韓国市場で存在感示す
PENGUは、人気NFTブランドPudgy Penguinsに関連するミームコインだ。
7月には価格が480%急騰するなど、力強い勢いを見せている。
この上昇の背景には、主要な仮想通貨取引所への相次ぐ上場や、クジラと呼ばれる大口保有者による積極的な買い、そして活発なコミュニティ活動がある。
特に、韓国最大の取引所Upbitで、代表的なミームコインであるドージコイン(DOGE)の取引量を上回ったことは、市場におけるPENGUの存在感の高まりを物語っている。
この出来事は、ソーシャルメディアのトレンドや戦略的なマーケティングに影響されやすいミームコイン市場において、人気の勢力図が変化していることを示す一例と言える。
TONブロックチェーン上でのPENGU Clashローンチといった新たな展開も、流動性の向上と個人投資家の関心を惹きつける要因となっている。
NFTエコシステムとの強固な連携が、投機的な取引をさらに加速させている状況だ。
価格動向と今後のミームコイン市場展望
報道があった27日時点で、PENGUは約0.0437ドルで取引されている。
専門家の分析によると、短期的な価格目標は0.038ドルから0.070ドルの範囲と予測されている。
重要な抵抗線は0.050ドルに位置しており、この水準を突破できるかが今後の焦点となる。
一方で、支持線は0.0388ドルから0.0329ドルの間にあり、価格の変動性は高まる見込みだ。
市場心理を示すFear & Greed Indexは73を記録しており、強欲レベルにあることから、市場参加者の強気な姿勢がうかがえる。
ミームコイン特有の現象として、取り残される恐怖やSNSでの盛り上がりが短期的な価格変動を増幅させる傾向がある。
PENGUの今後の動向は、ミームコイン市場全体のトレンドを占う上でも重要な指標となりそうだ。
次なるPENGUか?注目を集める新世代ミームコイン
PENGUの成功は、ミームコイン市場が依然として大きな可能性を秘めていることを示している。
このような活況の中で、独自のコンセプトを掲げて登場し、早くも大きな注目を集めているのがTOKEN6900(T6900)だ。
T6900はイーサリアム(ETH)ベースのERC-20トークンだ。
ホワイトペーパーによると、あえて実用性を持たず、純粋なミームコインであることを標榜するユニークなアプローチをとっている。
このコンセプトは、かつて1年で8512%という驚異的な上昇を記録したSPX6900に着想を得ており、その成功の再現を目指している。
TOKEN6900の大きな特徴は、その透明性と公正性にある。
トークン供給量の80%が一般向けのプレセールに割り当てられ、内部関係者への事前配布がないため、公正なスタートが保証されている。
スマートコントラクトはCoinsultやSolidProofといった第三者機関による監査を受けており、投資家保護の観点からも評価が高い。
さらに、プレセールで調達された資金の一部はステーキング報酬に充てられ、年利約45%という魅力的なリターンを提供する計画も投資家の関心を集めている。
6月30日に開始されたプレセールは、わずか1ヶ月足らずで100万ドル以上を調達するなど、その勢いは市場の期待を裏付けている。
著名なインフルエンサーからも隠れた逸材として紹介されるなど、コミュニティ主導の盛り上がりは今後さらに加速すると見込まれる。
PENGUが示したように、ミームコイン市場では一つのコインが瞬く間に主役となる可能性がある。
透明性の高い設計と強力なコミュニティの支持を背景に持つTOKEN6900は、次の大きな波を生み出す存在として、多くの投資家から熱い視線が注がれている。