ミームコイン市場の時価総額は9日、過去24時間で4.9%減少し、551億4229万ドルを記録した。
こうした市場動向の中、ミームコインに特化したインデック投資プラットフォームを提供する「Meme Index(MEMEX)」がICO(新規仮想通貨公開)を開始。これまでに390万ドルの資金調達を達成している。
ミームコイン市場の時価総額は2024年、前年の865億ドルから58%増加し、1370億ドルに達した。
実用性の高いトークンやDeFi(分散型金融)プロジェクトと異なり、ミームコインは複雑な機能を持たず、コミュニティやトレンドを重視する傾向にある。
ミームコインのプラットフォームが増加する中で、大きなリターンを狙える銘柄の選定は容易ではない。
これに対し、Meme Indexは4種類の厳選されたインデックスを備え、投資家に仮想通貨市場への分散投資を提供している。
リスク別に選べる4つのミームコイン指数
Meme Indexは個人のリスク選好に応じた指数を提供し、ミームコイン分野に前例のないユーティリティをもたらしている。
また、MEMEXトークンの導入により、戦略的かつ投機性の低いミームコイン投資の時代が始まる。
現在、MEMEXトークンの価格は0.0166883ドルである。 プレセールの進行に伴い、価格は今後上昇する見込みだ。
Meme Indexが提供する指数は以下の4種類である。
- ミーム・タイタン・インデックス:時価総額10億ドル以上の人気ミームコイン上位で構成
- ムーンショット・インデックス:時価総額10億ドル未満の有力ミームコインを選出
- ミッドキャップ・インデックス:時価総額5000万〜2億5000万ドルの変動性の高いトークンで形成
- フレンジー・インデックス:ハイリスク・ハイリターンを狙う投資家向けの小型銘柄で構成
これらの指数はMEMEX保有者のみがアクセスでき、ミームコイン分野でリスクとリワードのバランスを調整する柔軟性を提供する。
ミームコイン市場の強気展望
2024年、ミームコインは仮想通貨市場において支配的な存在となった。
ドージコイン(DOGE)とシバイヌ(SHIB)は、年初来それぞれ261%と116%上昇し、投資家の注目を集めている。
また、デジタル資産が他の資産クラスをアウトパフォームする年ともなった。 ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)およびその他のアルトコインは、金やNASDAQを上回るリターンを記録している。
その背景には、ビットコインとイーサリアムの上場投資信託(ETF)承認があり、機関投資家の仮想通貨への関心の高まりを示している。
この動きが仮想通貨全体の正当性を高め、ミームコインにも好影響を及ぼしている。
一方、ミームコインは実用性が低いため、厳格な規制監視を免れやすい。 その結果、証券法などの規制上の障壁が少なく、コンプライアンスの負担を軽減できる点が投資家に評価されている。
MEMEXトークンの特徴と参加方法
ミームインデックスのネイティブトークンMEMEXトークンは、ユーティリティ、コミュニティエンゲージメント、成長性を兼ね備え、競争の激しい仮想通貨市場で際立っている。
MEMEXトークン保有者は、ステーキングメカニズムを通じて受動的な収入を得ることが可能だ。
現時点では、MEMEXトークンをロックすることで最大575%のAPYを生成できる。
また、総トークン供給量の25%が長期的なステーキング報酬として配布され、すでに2260万以上のトークンがステーキングされている。
さらに、MEMEXトークン保有者にはガバナンスアクセスを提供し、コミュニティの維持に寄与する。
保有者はプロジェクトの新提案を提出するとともに、どのトークンを指数に追加するかを投票で決定できる。
この分散型アプローチにより、プラットフォームの運営は中央集権ではなく、ユーザー主体で行われることが保証される。
Meme Indexのプレセールは現在進行中で、トークン価格は0.0166883ドルである。 総供給量150億トークンのうち、15%にあたる22億5000万MEMEXがプレセールを通じて配布される。
関心のある投資家は、ミームインデックスのプレセールサイトを訪問し、互換性のある仮想通貨ウォレットを接続することで、USDT、ETH、BNBまたはクレジットカードでMEMEXを購入可能である。
イーサリアム上に構築されたミームインデックスプラットフォームは、CoinsultとSOLIDProofが監査を実施したスマートコントラクトによりセキュリティを強化している。
これにより、安全なステーキングおよびガバナンス機能が確保されている。 分散型ガバナンスモデルや高額なステーキング報酬、多様な指数オプションにより、ミームインデックスはミームコイン市場を再定義する体制を整えている。