ミームコインBABYDOGEとBOMEが急騰|注目の3銘柄を解説

私たちを信頼する理由
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様々なミームコインのキャラクターが並ぶデジタルマーケットのイメージ

ミームコイン市場は16日、過去数週間で急激な拡大を見せ、時価総額は759億ドル(約11兆1573億円)に到達した

特に、ベイビードージコイン(BABYDOGE)とブック・オブ・ミーム(BOME)が顕著な値上がりを示し、市場の注目を集めている。

ミームコイン市場の活況とBABYDOGE・BOMEの急騰

ベイビードージコインは2021年に上場したが、2025年第1四半期に80%の下落を経験。しかし4月以降、約85%の急回復を遂げ、直近1週間で54%上昇した。

テクニカル分析では『買い』の傾向が示されており、今後も上昇が続く可能性を指摘する声がある。

一方、BOMEは過去1カ月で169%、直近1週間で120%高騰した。

XのアナリストであるAlice Crypto氏は、この勢いが続けばさらに100%上昇する余地があるとし、ソラナ(SOL)系ミームコインの拡大と流動性増加を評価している。

ただし、BOMEは過去最高値からは依然として大きく下回る水準だ。

このように、BABYDOGEとBOMEの急伸が目立つが、専門家はミームコイン市場には依然として高い変動性とリスクが伴うと指摘する。

BABYDOGEやBOME以外にも、2025年に注目されるミームコインが登場している。

以下、個別にミームコイン3銘柄について解説する。

MIND of Pepe(MIND)

Mind of Pepe ($MIND)「MIND of Pepe(MIND)」は人工知能(AI)の力と実用性を前面に押し出すミームコインだ。

2025年5月10日にAIエージェントをローンチさせ、プレセールでは約13.4億円(920万ドル)もの資金調達に成功している。

このAIエージェントは、市場分析、トレンド予測、さらにはユーザーとの対話型インターフェースを通じた情報提供など、多岐にわたる機能を実用的に提供することを目指している。

ローンチ後は、AI機能の独自性とミームの融合が市場の注目を集め、特にAI技術の社会実装に関心を持つ層からの期待が高い。

提供されている高利回りのステーキングプログラムも継続中で、AIエージェントの性能向上や新機能追加に関するロードマップの進捗と共に、プロジェクトの長期的な成長とコミュニティの拡大が期待されている。

AIエージェント仮想通貨としての地位を確固たるものにできるか、今後の展開が注視される。

MIND of Pepeを見てみる

BTC Bull Token(BTCBULL)

国家によるビットコインの採用が進展 – しかし$BTCBULLは小売投資家に最適なベータプレイビットコイン(BTC)の価格パフォーマンスと強く連動するよう設計された「BTC Bull Token(BTCBULL)」は、そのユニークなメカニズムで投資家の関心を集めている。

最大の特徴は、ビットコインが現地の価格で特定の重要な節目(マイルストーン)を突破するたびに、トークン供給量の一部を計画的に消滅(バーン)させ、希少性を高める点だ。

また、保有者に対してビットコインそのものをエアドロップ(無料配布)する仕組みも注目すべき点だ。これにより、ビットコイン市場の成長の恩恵を直接的にトークン保有者に還元することを目指している。

当初提示された年利72%という高利回りステーキングは、市場の状況に応じて最適化されつつも、依然として魅力的なリターンを提供するよう設計されている。

特にビットコインの長期的な価値上昇を信じる保有者層に適した報酬として機能している。

プロジェクトの透明性や、バーン・エアドロップイベントの確実な実行が信頼性の鍵となる。

BTCBULLを見てみる

Dogwifhat(WIF)

DOGWIFHATのホームページ画面ソラナブロックチェーンを基盤とするミームコイン「Dogwifhat(WIF)」は、帽子をかぶった柴犬というシンプルながらも強烈なインパクトを持つマスコットキャラクターで話題となった。

2024年の急騰で時価総額は一時10億ドル(約1460億円)を大きく超え、ソラナエコシステムを代表する主要ミームコインの一つとしての地位を確立した。

その後も市場の波に乗りつつ、大手取引所への上場も果たし、高い流動性と幅広い層からの支持を維持していいる。

2025年に入っても、WIFはその強力なブランド力と活発なオンラインコミュニティを背景に、ミームコイン市場における存在感を示し続けている。

特定の技術的ユーティリティを持たない純粋なミームコインだが、その文化的影響力とエンゲージメント(親密度)の高さが、依然として多くのトレーダーや愛好家を引きつけている。

著者: 早下 光

暗号資産ライター。2019年からの仮想通貨市場経験を基に、ブロックチェーン技術の基礎から応用、最新ニュースまで、正確・深い情報で読者の理解をサポートします。