DeFiデベロップメント社(DFDV)は4日、約1800万ドル相当のソラナ(SOL)を追加取得したと明らかにした。
今回の取得により、同社が保有するSOLの総量はステーキング報酬などを含めて129万3562SOLとなった。現在の時価で約2億900万ドル(約307億円)に相当する。
長期戦略に基づくSOLの積み増し
DeFiデベロップメント社は、自社のインフラを含むソラナのバリデーターを活用し、ステーキングによる報酬創出を目指している。
今回の購入は、ソラナエコシステム内でSOLを蓄積し、複利効果を狙う同社の財務戦略に基づくものだ。購入資金はエクイティライン・オブ・クレジット(株式信用枠)により調達された。
この信用枠を活用することで、同社は市場の変動に左右されることなく、継続的なSOL取得体制を整えている。7月の購入も、同枠を活用した1920万ドルの資金調達によって実施された。
保有する暗号資産(仮想通貨)の増加により、1株当たりのSOL保有量は前回の0.0572SOLから0.0618SOLへ約7%上昇した。財務資産の成長が株主価値の向上に反映された格好だ。
エコシステムへの積極的な関与と透明性の確保
同社はソラナのDeFiセクターおよびバリデーターネットワークに積極的に関与しており、ネットワークの成長から得られる報酬の恩恵を享受している。
2025年7月20日時点で同社の保有量は99万9999SOLだった。これは、平均133.53ドルで14万383SOLを購入した約1900万ドルの取引と、ステーキングなどによる1867SOLの自然増加によるものだ。
7月には、当初報告で過大に記載されていた購入量と過小に評価された自然増加分を修正し、保有量を訂正するなど、透明性の確保に努めた。
今回の追加取得により、DeFiデベロップメント社はソラナにおける主要機関投資家としての立場を強化した。