BTC Bull、プレセールで150万ドル調達

暗号資産（仮想通貨）BTC Bull（BTCBULL）は16日、プレセールで150万ドルの資金を調達した。ビットコイン（BTC）価格の上昇に連動して報酬を提供する新たなICO仮想通貨として注目を集めている。

独自の報酬システムとトークノミクス

BTC Bullは、イーサリアム（ETH）ブロックチェーン上に構築された新しいICO仮想通貨。

ビットコイン価格が15万ドルに到達した際のエアドロップや、2万5000ドルごとのトークンバーンを通じて、保有者への価値還元を図る。

現在の価格は0.00236ドルで、プロジェクト資金の40%をマーケティング、15%を開発基金、10%をステーキング報酬に配分。

ステーキングプログラムでは年利349%を提供し、すでに3億トークン以上がロックされている。

プレセール開始から48時間で80万ドルを超える資金を調達し、その後150万ドルを突破。100万人以上のフォロワーを持つYouTuberのNASS CRYPTOが「止まらない力」と評価するなど、影響力のある支持を獲得している。

X（旧Twitter）やTelegramでのコミュニティも急成長を遂げており高い評価を得ている。市場専門家からは、ビットコインの価格上昇に連動した成長が期待されている。

ICOBenchのアナリストによると、BTC Bullの今後は2025年に0.006241ドルから0.008564ドル、2026年には0.01797ドルから0.02653ドル、2030年には0.31272ドルから0.54677ドルまで上昇する可能性がある。

この予想の背景には、トランプ政権下での仮想通貨政策の変更や、ビットコイン半減期の影響、機関投資家の参入拡大などが挙げられる。

特に米国政府によるビットコインの戦略的準備金政策が実施されれば、BTC Bullの価値も大きく上昇する見込みだ。

ビットコインの価格変動や予期せぬ市場イベントがBTC Bullの価格に影響を与える可能性はある。しかし、定期的なトークンバーンによる希少性の向上や、ビットコイン価格上昇時のエアドロップなど、長期保有者を重視した設計が特徴となっている。

2030年に向けて、多くのミームコインが淘汰される中、ビットコインの価値上昇に連動するBTC Bullは、デジタル資産市場における独自のポジションを確立する可能性を秘めている。