ゲームストップ株価急騰、ビットコイン投資検討の報道で

私たちを信頼する理由
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ゲームストップのロゴとビットコインシンボルが融合した上昇相場のイメージ

ゲーム小売大手のゲームストップは13日、株価が時間外取引で一時20%以上の急騰を見せた。この背景には、同社がビットコイン(BTC)などの暗号資産(仮想通貨)への投資を検討していることが、複数の情報筋により明らかになったためだ。

マイクロストラテジーとの接点

注目を集めているのは、同社のライアン・コーエンCEOが先日、世界最大のビットコイン保有企業であるストラテジー(旧マイクロストラテジー)のマイケル・セイラー会長との写真をソーシャルメディアに投稿したことだ。

ストラテジーは近年、数十億ドル相当のビットコインを購入し、ソフトウェア企業から実質的なビットコイン保有企業へと転換を遂げている。

仮に同社がビットコインへの投資を決定した場合、ストラテジーの先例に倣うことになる。

ただし、情報筋によると、現時点でセイラー氏が同社の仮想通貨投資に直接関与している事実はないという。

ゲームストップと仮想通貨

同社は2021年、株価が20倍以上急騰し「ミーム株」として注目を集めた。また2022年、仮想通貨ウォレットサービスを立ち上げた実績を持つ。しかし2023年には、規制の不確実性を理由にサービスを停止している。

同社の2023年12月の証券報告書によると、11月2日時点で46億ドル(約7,084億円)の現金を保有。この資金を新たな資産クラスに充てることを検討しているという。

また同社の取締役会は、2023年12月に新たな投資方針を承認。これにより、コーエンCEOと2人の独立取締役らが証券投資ポートフォリオを管理できるようになった。

ただし、投資実行には委員会の全会一致または取締役会の過半数の承認が必要となる。

早藤 佑太

2020年より暗号資産(仮想通貨)投資を開始。2021年よりSNSやブログでもコンテンツ発信を開始。2025年よりICOBenchのライターとして参加。

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