リップル(XRP)は27日、3.12ドルで取引を開始し、一時17パーセント安の2.66ドルまで急落したものの、価格は即座に回復した。本稿執筆時点の28日時点で、1XRP=3.10ドルで推移している。
中央集権的問題がXRP市場に影響か
XRPの価格は下落幅を解消したものの、ビットコイン相場の低迷と相まってここ一週間ほど上昇が鈍化している。この背後には、XRPが抱える中央集権的な問題が投資家心理に影響を与えている可能性がある。
XRPは、送金ネットワークとしてのユースケースやスピード、コストの面で高く評価されている。しかし、その分散型であるべきブロックチェーンの理想とは裏腹に、中央集権的な運営体制が批判を受けている。
これは、リップルのブロックチェーンが少数のバリデーターに依存しており、ネットワークの透明性や信頼性に対する懸念を引き起こしているためだ。
さらに、XRPの中央集権的な要素として、リップル社によるXRPの初期分配がある。
リップル社は初期に発行されたXRPの80%を保有しており、これが不公平だとする批判を招いている。また、リップル社が市場でXRPを販売することで、価格操作や市場への影響を懸念する声も上がっている。
仮想通貨プレセールFlockerz|分散型ガバナンスを提供
こうした中で、Flockerz(FLOCK)という仮想通貨プレセールが注目を集めている。Flockerzは、XRPのような中央集権的な暗号資産(仮想通貨)の課題を解決するため、以下の特徴を持つ分散型ガバナンスを提供している
- Vote-to-Earn:FLOCKトークン保有者に投票権が与えられ、長期的なコミュニティ参加が促進される報酬獲得システム。
- 分散型自律組織(DAO):分散型自律組織(DAO)を基盤としてコミュニティ主導のプロジェクト運営を実施する。
Flockerzの民主的で透明性を重視したアプローチは、XRPが抱える中央集権的な問題を解消する新しい解決策として注目を集めており、今後の仮想通貨市場において重要な役割を果たす可能性を秘めている。