イーサリアム(ETH)は4日、月間で約41.7%上昇し、約3568ドル台の高値圏で推移している。
イーサリアムの大口投資家2者は8月上旬、市場の調整局面を利用して合計4億ドル以上を取得したことが分かった。
この動きは、主要な暗号資産(仮想通貨)への強い信頼を示すものであり、同時に新しい仮想通貨への関心も高まっている。
新しい仮想通貨の潮流か、注目されるクジラの動き
Somebody is buying a TON of ETH.
In the past 3 days, this address has accumulated $300M of ETH from Galaxy Digital OTC.
It’s currently worth $274M, with this address down $26M or 8.7% so far.
Address: 0xdf0A67Ded855F8ea4baB6399690883243c0e2EF3 pic.twitter.com/pB9Foxm1wx
— Arkham (@arkham) August 3, 2025
オンチェーンデータの分析によると、最も注目すべき取引の一つは、アーカム・インテリジェンスが追跡するウォレットによるものだ。
この大口投資家、クジラは3日間で、ギャラクシー・デジタルの店頭取引デスクを通じて約3億ドル相当のイーサリアムを買い入れた。
もう一方の主要な買い手は、イーサリアムに特化した企業シャープリンクだ。
ブロックチェーン分析企業Lookonchainによると、同社は2日間で1億857万ドルを追加取得し、保有総額は約16億5000万ドルに達している。
これらの大規模な購入は、イーサリアムに対する機関投資家の広範な楽観的見通しを反映していると専門家は分析している。
ミームコイン市場の新たな投機トレンド
こうした機関投資家の長期的な戦略とは対照的に、個人投資家の間ではミームコイン市場が活況を呈している。
特に注目されているのが、イーサリアム基盤の新しいトークンMaxi Doge(MAXI)だ。
ホワイトペーパーによると、同プロジェクトはドージコイン(DOGE)のミーム的特徴を継承しつつ、独自のインセンティブ制度やDEXの開設を予定している。
この取り組みを通じて、MaxiDogeはコミュニティが中心となるエコシステムの確立を目指す。
また、Maxi Dogeは、積極的なトレーダーをターゲットにした設計で、プレセールでは開始直後から強い関心を集め、2日間で13万ドル以上を調達した。
年率793%という高い利回りのステーキングも提供しており、プレセール後の仮想通貨取引所ユニスワップ上場にも期待が高まっている。
ドージコインの後継を狙う新しい仮想通貨として、今後の動向が注視される。