イーサリアム(ETH)の価格が5日、直近2週間で10%下落し、現在は約1788ドル付近を推移している。
この下落によろ、一部の大口投資家(クジラ)が大きな損失を被っていることが明らかになった。
オンチェーン分析プラットフォームのLookonchain(ルックオンチェーン)によると、あるクジラ投資家が過去24時間でバイナンスから2774ETH(約527万ドル)を引き出した。
同クジラは2024年2月11日以降、Binance(バイナンス)から合計1万6415 ETH(約4,390万ドル)を平均価格2676ドルで引き出しており、現在1300万ドル以上の含み損を抱えているという。
イーサリアム価格の下落傾向と技術的分析
イーサリアムの価格は、ここ数日間で一連の低い高値と低い安値を記録し、下降チャネル内で取引されている。この否定的な範囲での取引が続けば、価格は1750.7ドルのサポートラインをテストする可能性がある。
さらにこの技術的安全網を下回れば、イーサリアムは1500.74ドルまで下落する可能性も考えられる。しかし逆に、現在の価格を買い場と判断する投資家が増えれば、より強気なシナリオが展開する可能性もある。
テクニカル指標の面では、イーサリアムの日足チャートのMACDとRSIはどちらも今後24時間で価格が引き続き下落する可能性を警告している。MACDラインがMACDシグナルラインに向かって低下し始めており、両指標間のギャップが狭まっていることは、買い手にとって短期的な負のサイクルを防ぐ時間が残り少ないことを示唆している。
ソラナの初のレイヤー2「Solaxy」が2900万ドルを調達
イーサリアムの価格が下落傾向を示す一方で、投資家たちはソラナ(SOL)の新しいレイヤー2トークンであるSolaxy(SOLX)の購入に殺到している。
Solaxyは2025年上場予定の最新ICO 仮想通貨だ。72万5000人以上の登録者を持つ影響力のある仮想通貨YouTubeチャンネル「99Bitcoins」によると、SOLXは発売後に10倍に高騰する可能性があるという。
Solaxyはソラナエコシステム向けの初のレイヤー2スケーリングソリューションであり、そのタイミングは非常に良いと言える。近年、ソラナベースのミームコインへの高まる期待から、ソラナのメインネットが混雑している状況だ。
Solaxyはソラナのダウンタイムを防ぐことを目指している。その方法の一つとして、ロールアップと呼ばれる技術を使用して独自のレイヤー2チェーン上でトランザクションをバンドルし、最終検証のためにソラナネットワークにトランザクションのバッチを送信する。
Solaxyのトランザクション処理方法は、ArbitrumやOptimismによってイーサリアムエコシステム内で試験され、レイヤー1ブロックチェーンの全体的なトランザクション効率を向上させる成功した方法であることが証明されている。
投資家はプレセール価格でSOLXの購入に殺到しており、プロジェクトの早期資金調達は2900万ドルを突破した。ICOへの参加に興味のある投資家は、プロジェクトのウェブサイトに埋め込まれた簡単なウィジェットを通じてSOLXを取得できる。
SOLXは0.001682ドルで販売されており、仮想通貨またはクレジットカードで購入可能だ。