イーサリアム(ETH)は3日、堅調な米国の労働市場データを受けてリスク資産が全般的に上昇する中、過去24時間で0.55%上昇し、2584.90ドル付近で取引された。
CoinDesk Researchのテクニカル分析モデルによると、この動きは市場のリスク選好の高まりを反映している。
より広範な暗号資産(仮想通貨)市場を示すCoinDesk 20 Indexも同期間に0.08%上昇した。
米雇用統計が市場心理を改善
CNBCが報じた最新の非農業部門雇用者数報告によると、6月の雇用者数は14万7000人増となり、市場予想の11万人増を上回った。
また、5月の数値も14万4000人増に上方修正された。
米国労働統計局によれば、失業率は4.1%に低下し、4.3%への上昇を見込んでいた市場予測を覆した。
この力強い経済指標は、資本家心理を大きく改善させる結果となった。
この好材料を受け、米国の株式市場は急騰し、S&P 500は6279.35、ナスダック総合指数は2万601.10で取引を終え、いずれも0.8%以上上昇して過去最高値を更新した。
ダウ工業株30種平均も344ポイント高の4万4828.53で引けた。
FRBの金融政策と新しい仮想通貨市場への影響
力強い労働市場は、FRBの金融政策の見通しを複雑にしている。
この結果、次回の連邦公開市場委員会でFRBが利下げに踏み切る可能性は極めて低いと見られている。
トレーダーは現在、次回の会合で金利が据え置かれる確率を95%と織り込んでいる。
年後半の利下げ確実性についても、以前より低下している状況だ。
それにもかかわらず、イーサリアムは底堅さを見せた。
これは、株式市場とともに仮想通貨市場にも波及した広範なリスクオンセンチメントが背景にある。
このような市場の好転は、イーサリアムのような主要な仮想通貨だけでなく、市場に登場する新しい仮想通貨プロジェクトへの関心を高める。
新たな潮流を捉える新しい仮想通貨BTC Bull Token
このような中、ビットコイン(BTC)の価格動向と直接連動するユニークな新しい仮想通貨プロジェクトが注目を集めている。
イーサリアムチェーン上で発行されるBTC Bull Token(BTCBULL)は、ビットコインが特定の価格目標を達成するごとに、保有者に報酬を与える新しい仮想通貨だ。
この新しい仮想通貨の最大の特徴は、ビットコインが15万ドルや20万ドルといった節目に到達すると、ビットコインのエアドロップやトークンバーンが自動的に実行される点にある。
ホワイトペーパーに記載のとおり、トークンバーンは供給量を減少させ、希少価値を高めるデフレ効果をもたらす。
さらに、初期参加者向けに年率51%という高いステーキング報酬も提供されている。
先行トークン販売では810万ドル以上を調達済みで、7月7日午後11時の請求開始までトークンを購入することが可能だ。
ビットコインの長期的な成長に期待する資本家心理と、コミュニティ主導のプロジェクトへの関心の高まりが、この勢いを後押ししていると考えられる。
市場の好転期において、このような新しい仮想通貨プロジェクトが今後どのような展開を見せるのか、動向が注目される。
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