暗号資産(仮想通貨)全体の時価総額は3日、このひと月で約10.5%の上昇を記録し、現在は約3.44兆ドル(約491兆9200億円)の水準で変動している。
5月末の仮想通貨市場は、直近の上昇相場で利益確定売りが増加し、取引活動が減速した。
しかし、この短期的な停滞にもかかわらず、3つのトークンが大口投資家(通称「クジラ」)の注目を集めており、6月の潜在的な価格上昇を見込んだポジション構築が進んでいる。
現在投資家から注目を集めている、ドージコイン(DOGE)、アバランチ(AVAX)、BTC Bull Token(BTCBULL)の仮想通貨おすすめ3銘柄について解説する。
仮想通貨 おすすめ銘柄①|ドージコイン(DOGE)
主要なミーム銘柄であるドージコインは、6月の潜在的利益を狙うクジラが蓄積している仮想通貨おすすめの一つだ。
この傾向は、100万から1000万トークンを保有するクジラウォレット間でのドージコイン蓄積の急増に反映されている。
仮想通貨分析サイトSantimentのデータによると、特定のDOGE大口投資家グループは、過去1週間で3000万トークンを自身のウォレットに追加した。
クジラによるこうした買い集めの動きは、個人投資家にとって強力なシグナルとなることが少なくない。
大口投資家が自信を持って保有量を増やしている状況は、個人投資家の市場参加を促す可能性がある。
市場全体の買いの勢いを強め、結果としてDOGEの価値を押し上げることが期待される。
この買い圧力が続けば、DOGEは上昇相場に復帰し、約0.206ドル(約29.5円)まで上昇する余地がある。
ただし、DOGEのようなミーム銘柄は価格が急変動するリスクが高いため注意が必要だ。
クジラによる買い(蓄積)が止まり、売り圧力が強まった場合には、DOGEの価値は約0.175ドル(約25円)まで下落する可能性も考慮すべきだ。
仮想通貨 おすすめ銘柄②|アバランチ(AVAX)
レイヤー1(L1)コインのアバランチも、大口投資家(クジラ)が6月の利益獲得を期待して保有量を増やしている可能性のある仮想通貨おすすめコインだ。
実際、過去7日間でAVAXの大口保有者ネットフローは474%も急増している。
大口保有者とは、総流通量の0.1%以上のAVAXを保有するアドレスのことであり、そのネットフローは一定期間における購入量と売却量の差を示す。
このネットフローの増加は、大口保有者のウォレットへのAVAX流入が流出を上回っている状況を意味し、彼らによるAVAXの積極的な蓄積を示唆している。
これは、AVAXの将来価値に対する信頼の表れとも考えられる。
クジラによる蓄積が継続すれば、AVAX価格は反発し、約24.28ドル(約3470円)まで上昇する可能性がある。
しかし、クジラが利益確定のために売却を開始した場合、AVAX価格は約14.66ドル(約2095円)まで下落することも考慮する必要がある。
仮想通貨 おすすめ銘柄③|BTC Bull Token(BTCBULL)
今注目される仮想通貨おすすめの一つとして、BTC Bull Token(BTCBULL)が挙げられる。
このコミュニティ主導のミーム銘柄は、ビットコイン(BTC)の長期的な成長に報酬を与える設計となっている。
ビットコインが重要な価格目標(例:10万ドル、20万ドル)に到達するたびに、保有者へビットコインをエアドロップ(無料配布)するという特徴的なメカニズムを持っている。
BTCBULLは、イーサリアム(ETH)ブロックチェーン上で発行されるERC-20トークンだ。
ビットコインの価格上昇に連動してトークンの一部を消滅(バーン)させることで供給量を減らすデフレ的機能も実装している。
2025年2月10日に0.00235ドルの開始価格で先行販売された際には、わずか2日間で100万ドル以上を調達し、投資家からの高い関心を集めた。
現在、BTCBULLは0.002545ドル(約0.36円)で取引されており、先行販売価格を若干上回る水準にある。
ビットコインが将来的に100万ドルといった目標値を目指すとの期待感から、BTCBULLの価格パフォーマンスに対する投機的な関心も高まっている。
ビットコインの上昇モメンタム(推進力)と連動するこのトークンは、ハイリスク・ハイリターンの投資機会と見なされている。
また、BTCBULLは年利回り(APY)61%を提供する動的なステーキング機能を備えている。
さらに、Best Walletのようなプラットフォームとの提携を通じて、安全な資産保管や、ステーキングおよび報酬配布プロセスの円滑化を図っている。
ブロックチェーン監査企業の審査も完了しており、プロトコルの安全性に関する一定の信頼性を示している。
ただし、その価値がビットコインのパフォーマンスに大きく依存する点や、価格変動の激しさ(ボラティリティ)は依然としてリスク要因だ。
2030年までの価格予測は不確実性が高いものの、市場のセンチメントと連動した投機的な成長が期待されており、最大で100倍規模の上昇余地を秘めた仮想通貨おすすめトークンとして注目を集めている。