仮想通貨取引所コインベースは11日、新たに3銘柄を上場予定であることを発表した。
この取り組みは、市場の変化に柔軟に対応しつつ、個人投資家からの多様化したアルトコイン需要に応える狙いがある。
新規上場の背景と対象銘柄
今回上場が決定したトークンは3種類ある。1つ目はソラナ基盤のファートコイン(FARTCOIN)、2つ目はアービトラム基盤のサブスクイッド(SQD)、3つ目は分散型取引所のパンケーキスワップ(CAKE)だ。
ファートコインの取引は、太平洋時間の12日午前9時から開始される予定だ。今回の発表は、同社が6日にこれらの仮想通貨を上場検討リストに追加したことに続く。
コインベースは、主要な仮想通貨以外の銘柄を多様化し、新たな個人投資家層の獲得を目指す戦略を進めている。
市場の反応と価格動向
アルトコインやミームコインへの投機的関心とメディア注目が高まる中、今回の発表は市場に影響を及ぼした。
特にファートコインは、ミームコインへの期待感を背景に、上場発表前に価格が20%上昇した。6日のロードマップ追加時には、価格が12%上昇し、1.06ドルに達した。
上場直前の価格は約1.04ドルで推移しており、投機的取引の活発さを示している。
コインベースは、ファートコインがソラナネットワーク専用であることを強調し、他ブロックチェーン経由の送金は資金を失うリスクがあると警告。市場安定化のため、取引は段階的に展開される見込みだ。