レバレッジ・シェアーズ、コインベース連動の新ETFを発表

私たちを信頼する理由
私たちを信頼する理由
コインベース株価のチャートと2倍レバレッジを表すグラフィック

レバレッジ・シェアーズ・バイ・テーマズは14日、コインベース株価の2倍の日次リターンを提供する新しい上場投資信託(ETF)「レバレッジ・シェアーズ 2X ロング コインベース デイリーETF(COIG)」をナスダックに上場すると発表した。

このETFは0.75%という米国内で同種の商品としては低水準の運用手数料で設定され、投資家に暗号資産(仮想通貨)関連企業への高レバレッジエクスポージャーを提供する。

レバレッジ・シェアーズの商品ラインナップ拡充

COIGは、レバレッジ・シェアーズ・バイ・テーマズが米国で発表した7番目の個別株レバレッジETFとなる。同社の既存レバレッジETFラインナップには以下の商品が含まれる。

  • AMDG:レバレッジ・シェアーズ 2X ロングAMD デイリーETF
  • ARMG:レバレッジ・シェアーズ 2X ロングARM ホールディング デイリーETF
  • ASMG:レバレッジ・シェアーズ 2X ロングASML ホールディングス デイリーETF
  • NVDG:レバレッジ・シェアーズ 2X ロングNVIDIA デイリーETF
  • TSLG:レバレッジ・シェアーズ 2X ロングテスラ デイリーETF
  • TSMG:レバレッジ・シェアーズ 2X ロング台湾セミコンダクター デイリーETF

今回発表されたCOIGを含め、主にハイテク関連の成長株を対象としたレバレッジETFの品揃えを強化している。

コインベースと仮想通貨投資の可能性

コインベースは2012年にブライアン・アームストロングとフレッド・エアサムによって設立された大手仮想通貨取引所。ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの様々な仮想通貨の売買・管理ができる使いやすいインターフェースを提供している。

1億800万人以上のユーザーと4040億ドルの運用資産を持つコインベースは、米国最大の仮想通貨取引所としての地位を確立。取引、仮想通貨ステーキング、カストディアルソリューションなど幅広いサービスで知られている。

COIGは投資家にコインベースを通じて、仮想通貨と取引所の成長から利益を得る機会を提供する。ただし、レバレッジ型ETFは一般的に短期投資向けであり、高いリスクを伴う点に注意が必要だ。

投資リスクの明示

同社は発表の中で、これらのETFが高いリスクを伴う投資商品であることを強調している。レバレッジETFは日次のパフォーマンス目標を持ち、長期保有には適していない。

「これらのファンドは、日次レバレッジ(2倍)の投資結果を求めることの潜在的な結果を理解し、レバレッジ使用に関連するリスクを理解し、ポートフォリオを頻繁にモニタリングする意思のある知識豊富な投資家のみが利用するよう設計されている」と同社は注意喚起している。

早藤 佑太

2020年より暗号資産(仮想通貨)投資を開始。2021年よりSNSやブログでもコンテンツ発信を開始。2025年よりICOBenchのライターとして参加。