カナダのオンタリオ証券委員会(OSC)は、世界初のソラナ(SOL)現物上場投資信託(ETF)を承認した。
承認を受けたのはPurpose、Evolve、CI、3iQの資産運用会社4社であり、本ETFは現物のソラナに長期投資し、ステーキングで報酬を得る仕組みだ。
なお、イーサリアム(ETH)のステーキングより高いリターンが期待されている。
ETF競争と市場への影響
米国証券取引委員会(SEC)は1月にビットコイン(BTC)連動型ETFを承認した。一方、ステーキング機能付きETFの検討は継続中であり、Grayscale社による現物イーサリアム(ETH)ETFへのステーキング導入提案は保留状態にある。
カナダは暗号資産(仮想通貨)導入で米国を先行し、2021年にビットコインETFを初めて承認した実績がある。
ブルームバーグのアナリスト、ジェームス・セイファート氏は、米国も2025年末までに追随する可能性があると述べた。さらに、トランプ政権の仮想通貨に好意的な姿勢や規制緩和の動きが市場拡大を後押しすると見られている。
ソラナ価格の動向と課題
ETF関連の話題とともに、ソラナの価格も過去1か月で力強い上昇を見せている。ソラナは先週、30%以上上昇し、現在133ドルで取引されている。なお、過去最高値の300ドルまでは至らないが、この上昇が投資家の期待感を高めている。 SOL/ETHペアは2月最終週から45%以上上昇した。
4月だけで25%急騰し、現在は約0.08012ドルで取引され、過去最高値に迫っている。イーサリアムに対してソラナが相対的に強いとの見方が示唆され、OSCの意見とも一致する可能性がある。
著名な仮想通貨トレーダーのBitBull氏は、現在のソラナの状況を2021年3月頃のイーサリアムに例えている。当時、イーサリアムは約1600ドルで取引され、3か月で約4,500ドルの新高値を記録した。
同氏は、ソラナも同様の軌跡を辿り、300ドルに迫る可能性があると指摘している。
しかし、ソラナがイーサリアムやビットコインのような主要仮想通貨の地位を確立するかは未定だ。ネットワークのスケーラビリティ問題が潜在能力の発揮を妨げており、これまでソラナはその高速性と低コストから「ミームコイン・ブロックチェーン」と評されてきた。
この評価は、Official Trump(TRUMP)やMelania Meme(MELANIA)といった成功したミームコインの登場により変化し、多くの新規投資家を呼び込んだ結果、ネットワークが過負荷状態となり、取引遅延や失敗が頻発している。
Solaxyがソラナに新たな活力を
スケーラビリティ問題を解決するために、新しい仮想通貨「Solaxy(SOLX)」が登場した。
Solaxyは単なるミームコインではなく、ソラナのネットワーク混雑を解消するために特別設計された実用的なトークンである。 同プロジェクトはソラナ初のレイヤー2スケーリングプロトコルを構築する。
サイドチェーン上でソラナの多くのトランザクション要求をバッチ処理し、メインネットの負荷を大幅に軽減する計画だ。
これによりスループットが向上し、ソラナのスケーラビリティと速度が従来の水準、あるいはそれを上回るレベルまで回復することが期待される。 Solaxyのネイティブ仮想通貨SOLXは、マルチチェーン互換性を備えている。
イーサリアムの広範な流動性プールとソラナの高速・低手数料の特性を組み合わせ、ミームコインのプラットフォームとしてのソラナ活性化を狙う。
Solaxyの独自ミッションは話題を呼んでおり、現在実施中の仮想通貨プレセールでは、これまでに総額3000万ドル以上の資金を調達した。
これは個人投資家と大口投資家双方から高い関心が寄せられていることを示している。 現在、SOLXはトークンあたり0.001694ドルのプレセール価格で購入可能である。