BTCは抵抗線付近で停滞|仮想通貨1000倍候補Solaxyに注目

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ブロックチェーンのスケーリングを抽象的に表現した青と紫の光る線とノード

ビットコイン(BTC)は24日、ドナルド・トランプ米大統領による4月2日の政策発表後の変動を経て9.2万ドル(約1316万円)超まで回復した

しかし、新たなオンチェーン分析や市場指標によると、この上昇の勢いは天井に達している可能性がある。

市場データ分析企業CryptoQuant社のフリオ・モレノ分析責任者は、24時間のOI(未決済のデリバディブ契約総数)がここ数カ月で最大規模に急増している点を指摘した。

同氏によると、歴史的に、デリバティブ(金融派生商品)主導のOI急増は長期的な強気トレンドの維持には繋がっていない。

過去の強気相場では、同様の急増は強い価格変動を伴っていた。しかし、今回の動きは異なる。

OIの急増にもかかわらず、ビットコイン(BTC)価格の上昇率は4.2%にとどまり、2024年後半の10%や7%といった力強い上昇と比較すると見劣りする。

モレロ氏は、この限定的な上昇は、市場に根強い売り圧力が存在することの表れだと分析している。

つまり、トレーダーは価格上昇局面を買いの好機と捉えるのではなく、むしろ売却の機会として利用している可能性があり、これは弱気シグナルと解釈できる。

ビットコイン、9万ドル台前半の抵抗線に直面

現在、ビットコインは9.2万ドル(約1316万円)から9.3万ドル(約1330万円)の間が重要な抵抗線となっている。

この水準は、市場参加者の平均取得コストを示し、サポート(支持線)がレジスタンス(抵抗線)へと転換する目安とされる「トレーダー実現価格」と一致している。

短期的な市場心理を見ると、指標の「ブルスコア」が40未満にとどまっており、現在の上昇に対する市場の確信がまだ弱いことを示唆している。

その一方で、長期的な視点では楽観的なデータも現れている。各コインが最後に取引された価格で評価したビットコインの総価値を示す「実現資本総額」は、過去最高の8722億ドル(約124兆7246億円)に達した。

これは、短期的な価格変動がある中でも、長期保有者による力強い買い集め(蓄積)が進んでいることを示唆している。

広く注目されている市場評価ツール「ビットコイン・レインボーチャート」も、こうした強弱感が混在する市場心理を裏付けている。

2025年4月時点で、ビットコインはこのチャートにおいて「まだ安い(Still Cheap)」から「ホールド!(HOLD!)」とされるゾーンに位置している。

現在の価格がまだ適正な範囲にあり、ビットコインの今後の価格上昇を示唆しているとも言える。

しかしながら、同チャートは価格変動(ボラティリティ)が増加していること、インフラの整備が進まなければ高い価格帯を目指す上でリスクが伴うことも示唆している。

ソラナの救世主? レイヤー2「Solaxy」が急浮上

ビットコインが技術的な抵抗線に近づく中、レイヤー2インフラが重要となり、その変化はSolaxy(SOLX)の台頭において最も顕著に表れている。

賢明な投資家はレイヤー1ネットワークの先を見据え、次世代の分散型アプリケーション(DApps)の普及に不可欠なスケーラビリティ(拡張性)を提供するレイヤー2技術に注目している。

Solaxyは最近、テストネットでブロックチェーンエクスプローラー(チェーン検索ツール)を立ち上げた。

このエクスプローラーは、ソラナ(SOL)のモノリシックアーキテクチャ(単一のブロックチェーンで全ての機能を処理する構造)上にロールアップ技術(チェーン上の取引を効率化する技術)として構築された。

トランザクションをオフチェーン(メインのブロックチェーン外)で束ね、圧縮形式でメインネットに記録するための基盤を築く。

Solaxyのようなレイヤー2技術の登場は、現在のソラナエコシステムにとっては非常に時宜を得ている。

ソラナは非代替性トークン(NFT)や分散型金融(DeFi)分野で支配的な地位を確立し、ロックされた総価値(TVL)は78億9000万ドル(約1兆1283億円)を超えた。

ソラナのゲーム経済圏では月間アクティブユーザー数が7000万人を超える。

しかし、ソラノの利用が増加するにつれて、ネットワーク停止、遅延、混雑といった問題が繰り返し発生している。

Solaxyのインフラはこれらの課題に正面から取り組む。

トランザクションを圧縮し、実行プロセスを最適化することで、分散性を損なうことなく、より低い手数料と高いスループット(トランザクション処理能力)を実現する。

仮想通貨1000倍コイン候補Solaxyの技術開発と将来性

SolaxyのロゴSolaxy(SOL)開発チームは、順調な資金調達と並行して、開発も迅速に進めている。先週にはデータストレージ速度の大幅な改善を発表し、ソラナのメインネット上で毎秒140キロバイトという速度を達成した。

また、コマンドラインインターフェース(開発者がコマンド入力でシステムを操作する方式)を効率化し、開発者がSolaxyネットワーク上でアプリケーションを展開しやすい、より直感的な環境を提供している。

Solaxyは、毎秒1万トランザクション(1万TPS)の処理能力達成を目標としており、これが実現すれば、ArbitrumやOptimismといったイーサリアム(ETH)における主要なレイヤー2に匹敵する性能が期待される。

ソラナネットワークで時折発生する不安定さに課題を感じている開発者にとって、Solaxyは拡張性があり実用的な選択肢となる可能性がある。

クロスチェーン機能(異なるブロックチェーン間での連携機能)の開発も積極的に進められている。

チームは高度な権限管理機能を追加し、Solaxy上で動作するアプリケーションがソラナの機能をシームレスに利用できるよう改良を加えている。

これは、プロジェクトがテストネット段階から、ソラナメインネットとの完全な統合へと移行する上で重要なステップだ。

現在、仮想通貨1000倍銘柄候補のSolaxyは、1トークンあたり0.0017ドル(約0.24円)で先行セールが行われている。

購入したトークンをステーキングすることで年利回り129%を得られる機会も提供されており、現在の先行セール終了が近づく中で、投資家の関心が高まっている。

マクロ経済の指標がビットコインの勢いの一時的な鈍化を示唆する中でも、インフラプロジェクトのSolaxyへの投資は、市場の深層的な動きと連動しているように見える。

ビットコインの実現資本総額の増加やオンチェーンデータに見られる蓄積の傾向は、市場に精通した資金が依然として市場に留まっていることを示唆している。

その一部は、長期的な価値を持つと期待されるインフラプロジェクトへと向かっている可能性がある。

レイヤー2は、もはや単なる追加機能ではなく、ブロックチェーンの持続的な成長に不可欠な要素となっている。

ソラナのアナトリー・ヤコヴェンコ共同創設者が過去にレイヤー2の必要性に疑問を呈したことがあった。しかし、ソラナチェーンが実際に直面している拡張性の問題は、その必要性を示唆している。

Solaxyの登場は、ソラナにおける本格的なレイヤー2時代の到来を告げるものであり、大きな注目を集めている。

Solaxyは仮想通貨1000倍となる可能性もあり、ソラナエコシステムにおけるArbitrum(イーサリアムの主要レイヤー2)のような存在になると期待されている。

ビットコインは短期的には一定の価格帯での動き(レンジ相場)が続くかもしれない。

アルトコインを含むより広範な仮想通貨市場は、スケーラビリティ(拡張性)、ユーザーエクスペリエンス(利便性)、そして実世界でのパフォーマンスを重視する新たな段階へと移行している。

ビットコイン・レインボーチャートが長期的な楽観論を示唆する一方で、その実現を具体的に支えるのが、Solaxyのようなレイヤー2プロジェクトだ。

先行セールでSolaxyの調達額が3200万ドル(約45億7600万円)という節目に近づいている事実は、市場からの注目度の高さを表しており、仮想通貨1000倍コインとしての期待も高まる。

インフラストラクチャはもはや単なる技術的な裏方の課題ではなく、仮想通貨の次の成長を牽引する最前線のテーマとなっている。

Solaxyを見てみる

著者: 松田 明日香

暗号資産投資を2020年に始め、ビットコインやNFT、DeFiなど複数の分野で投資経験を有する。2025年1月にICOBenchに参加し、専門的な暗号資産ライティングを手掛けている。