アルトコイン全体の時価総額は28日、約1.38兆ドルで推移しており活況を呈している。
人工知能(AI)のChatGPTは、2025年の有望なアルトコインとして、ヘデラ(HBAR)とリップル(XRP)の2銘柄を推薦している。
また、ChatGPTが推薦する2銘柄に加え、専門家の間でソラナ系アルトコインのSolaxy(SOLX)が注目を集めている。
ヘデラ(HBAR)|デジタル資産分野の主要アルトコイン
ChatGPTは、ヘデラがデジタル資産分野の主要なアルトコインになると予測している。
同AIは、ヘデラとチェーンリンク(LINK)の分散型オラクル(チェーン外データを安全に提供する仕組み)との統合を重要な進展として挙げた。
この連携により、チェーンリンクのデータフィードと準備証明メカニズム(データの真正性を検証する仕組み)がヘデラネットワークに導入される。
この統合は、開発者に改ざん不可能な市場データを提供し、分散型金融(DeFi)アプリケーションのインフラを強化すると見られている。
ChatGPTは、この連携がデータ操作などのリスクを軽減し、DeFi市場の流動性を強化すると分析している。
さらに、暗号資産(仮想通貨)の上場投資信託(ETF)への楽観的な見通しもヘデラの成長要因の一つだ。
特に、仮想通貨支持派のポール・アトキンス氏が米国証券取引委員会(SEC)の委員長に就任したことで、ヘデラのETF承認への期待が高まっている。
ヘデラは証券の範疇外に分類されており、規制承認の有力候補として位置付けられている。
現在、ヘデラは約0.18ドルで取引されており、時価総額は約78億ドルで推移している。
リップル(XRP)|規制環境改善への期待
AIは、リップル・ラボ(XRPの発行元企業)の最近の動向を、XRPの成長可能性における重要な要因として挙げている。
米ドルに連動するリップル社のステーブルコインRLUSD(米ドルに価値が固定されたトークン)の承認により、エコシステムと実用性が拡大し、機関投資家と個人投資家の両方にとって魅力的な選択肢となった。
規制面での楽観的な展望もXRPの見通しを押し上げている。
SECとリップル・ラボが和解し、数年に及ぶ法廷闘争が終結することも、アルトコインのXRPには好材料となっている。
AIは、このような変化が機関投資家の参入を促し、XRPの市場ポジションを強化する可能性があると強調した。
現在、XRPは約2.3ドルで取引されており、時価総額は約1351億ドルで推移している。
Solaxy|専門家の注目を集めるアルトコイン
ChatGPTが推薦する2銘柄に加え、専門家の間ではソラナ(SOL)系アルトコインのSolaxyが特に注目を集めている。
Solaxyは、ソラナ専用の初のレイヤー2スケーリングソリューションとして、従来のミーム市場とは一線を画した技術的アプローチで注目されている。
また、ロールアップアーキテクチャ(チェーン外で取引処理し、結果をメインチェーンに記録する技術)を活用することで、ソラナの処理速度、拡張性、信頼性を強化することを目指している。
2024年12月13日に開始された先行販売では、すでに4150万ドルもの資金調達に成功し、現在0.001738ドルで取引されている。
同プロジェクトは7.5万人のXフォロワーと1.3万人のTelegramメンバーを抱える強固なコミュニティを持ち、Coinsultによるセキュリティ監査も完了している。
イーサリアム(ETH)のレイヤー2モデルを参考にした技術面での差別化により、単なるミーム銘柄トレンドではなく、長期的な価値創造に焦点を当てた取引機会としても評価されている。
ソラナエコシステムが拡大する中で、Solaxyのようなスケーリングソリューションは、2025年の仮想通貨市場において重要な技術的ブレークスルーをもたらす可能性が高いと期待されている。