ソル・ストラテジーズ株(HODL)を購入する方法を徹底解説

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現在、ソラナ・エコシステムへの投資が注目を集める中、ソル・ストラテジーズ株(HODL)は投資家にとって魅力的な選択肢となっています。

しかしカナダ上場の中小型株であるため、購入方法が難しいと感じている方も多いはず。

そこで本記事では、ソル・ストラテジーの概要から投資の背景、具体的な買い方・購入手順までを網羅的に解説し、初心者の方にもわかりやすいステップバイステップのガイドをお届けします。

ソラナの成長ポテンシャルを活かしつつ、リスク管理のポイントも併せてご紹介します。

ソル・ストラテジーズ株(HODL)とは?

ソル・ストラテジーズ株は、カナダの上場企業であるソル・ストラテジーズ社の株式で、ビットコイン関連株です。

同社は2024年9月12日に旧社名サイファーパンク・ホールディングス(Cypherpunk Holdings Inc.)からソル・ストラテジーズ・インク(Sol Strategies Inc.)に商号を変更し、おすすめ仮想通貨として名高いソラナ・エコシステムへの集中投資戦略を開始しました。

同社の株式は、カナダ証券取引所(CSE)において「HODL」というティッカーシンボルで取引されており、米国ではOTCマーケットにおいて「CYFRF」として取引されています。

本記事執筆時点では、株価は約2.00カナダドル、時価総額は約3億1214万カナダドルとなっています。

最新の四半期報告書(2025年第2四半期:2025年3月31日締め)では、保有するアルトコインであるソラナ(SOL)の数量およびステーキング状況が以下のとおり開示されています。

  • 保有SOL:26万7321 SOL(約4800万カナダドル相当)
  • ステーキング済みSOL(委任保有額):339万 SOL
  • ステーキングによる実績APY(年間収益率):公表なし

今後もソラナ・エコシステムへの投資および自社バリデータ事業を通じた仮想通貨のステーキング報酬獲得を継続し、機関投資家向けサービスの拡充などを図る予定です。

項目 内容
会社名 Sol Strategies Inc.(旧Cypherpunk)
上場市場 CSE(HODL)、OTCQB(CYFRF)
事業内容 暗号資産(仮想通貨)・ソラナ関連事業
本社 カナダ・トロント
設立年 2002年(2024年に現社名へ変更)

ソル・ストラテジーズ社の特徴

ソル・ストラテジーズ公式サイト

ソル・ストラテジーズ社は、仮想通貨市場において独自の立ち位置を確立している企業です。

特に、将来性の高いソラナブロックチェーンに特化した投資戦略と、そのエコシステム内での積極的な事業展開が特徴です。

    • ソラナ・エコシステムへの集中投資戦略
    • 自社でソラナのバリデータを運営
    • 上場と資金調達で成長スピードを加速

ソラナ・エコシステムへの集中投資戦略

ソル・ストラテジーズ社は、ソラナのバリデーター運用とステーキングを核に、ネットワークの安全性とスケーラビリティ向上に貢献しています。

得られた報酬はソラナ基盤のプロジェクトやインフラに再投資され、エコシステム全体の発展と自社の収益を両立しています。

戦略的エコシステムリザーブ(SER)では、バリデーター運用から得た収益の一部を基金化し、MEVインフラを提供するJitoなどの重要プロジェクトを支援する仕組みを構築しています。

これは、ネットワーク性能向上を通じた長期的な価値創造を目指すものです。

また、伝統的な金融機関とのコンバーティブルノート契約により大規模な資金調達を実現し、この資金をステーキング余力の拡大と事業展開の加速に活用しています。

これにより、ネットワークの成長機会を迅速に取り込み、新たな投資機会をタイムリーに獲得しています。

これらの戦略は、同社がソラナ・エコシステムの発展に深くコミットし、事業成長とエコシステム成長を強く結びつける独自路線で、長期的かつ持続的な価値創造を追求していることを示しています。

自社でソラナのバリデータを運営

同社は、複数のソラナバリデータを直接運営しており、ステーキング収益を獲得しています。

2025年3月時点で、同社は合計335万SOL以上をステーキングしており、これは複数の戦略的買収によって実現されました。

主要なバリデータ買収には、Orangefin Ventures、Laineバリデータ、Stakewiz.comなどがあります。

現在、同社は以下の4つのバリデータを運営しています。

  • Laineバリデータ(150万SOL)
  • Cogent Cryptoバリデータ(69万SOL)
  • Orangefin Venturesバリデータ(68万SOL)
  • 自社プロプライエタリバリデータ(47万SOL)

上場と資金調達で成長スピードを加速

ソル・ストラテジーズ社は2025年4月に、ATW Partnersとの間で最大5億ドルの転換社債ファシリティを確保しました。

この資金調達はソラナエコシステムにおける過去最大級の案件となり、調達資金はSOLトークンの購入と自社バリデータでのステーキングに専用されています。

さらに、同社は2025年6月にナスダックへの上場申請を米SECに提出し、上場が承認されれば「STKE」のティッカーシンボルで取引される予定です。

ソル・ストラテジーズ株を買うべき理由

未来型トレーディングルームで働くアナリスト

ソル・ストラテジーズは、ソラナエコシステムに深く関与しており、その独自のビジネスモデルと将来性から、投資家にとって魅力的な選択肢となり得るでしょう。

そしてソル・ストラテジーズが投資価値のある企業であると考える理由は、主に以下の3つの点に集約されます。

総売上とステーキング収益が急成長中

ソル・ストラテジーズの2025年第2四半期の売上高は185万ドルとなり、前年同期の6万7000ドルから大幅に増加しました。

この成長は主に、ソラナとSuiのステーキング収益およびバリデータ報酬によるものです。

同社の2025年3月31日終了の6カ月間における売上高は約820万ドルで、2024年同期間の290万ドルから186%増加しました。

これは、バリデータ事業の拡大とSOL保有量の増加によるものです。

保有SOL増加で配当・運用収益に拡大余地がある

同社は2025年6月2日時点で約42万SOLを保有しており、その大部分をステーキングしています。

ネットワークのステーキング利回りは年間約7.4%で、これを適用すると年間約3万1080 SOLのステーキング収益が見込まれます。

バリデータ事業における収益(手数料収入)はステーキング報酬に加え、トランザクション手数料やバリデータ運営から得られる収入を含みます。

NASDAQ上場・トークン化などの成長戦略に期待

同社は2025年6月にナスダックへの上場申請を提出し、機関投資家からのアクセス向上を目指しています。

また、SuperstateとのMOUを締結し、ソラナブロックチェーン上でのトークン化された株式発行の可能性を探っています。

さらに、同社は2025年5月に10億ドル規模の目論見書を提出し、将来の資金調達の柔軟性を高める準備を整えています。

おすすめ米国株以上の値上がり可能性を秘めています。

ソル・ストラテジーズ株の買い方・購入方法

日本の投資家がソル・ストラテジーズ株を購入するには、いくつかのステップを踏む必要があります。

  1. 証券口座の開設と資金入金
  2. 銘柄検索
  3. 注文方法と種類の選択
  4. 発注後の確認と保有管理

ステップ①:証券口座の開設と資金入金

ソル・ストラテジーズ株はカナダ証券取引所(ティッカー:HODL)またはOTCQB市場(ティッカー:CYFRF)に上場しています。

日本の投資家が利用しやすい証券会社としては、カナダ取引所向けにはインタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)、OTCQB向けにはSBI証券やマネックス証券などがあります。

IBKR口座の開設には、パスポートまたは運転免許証等の身分証明書、公共料金領収書等の住所確認書類、投資経験や年収などの財務情報の提出が必要です。

IBKR口座の開設

申請後、口座開設の審査・承認には通常2~5営業日かかります。

口座開設後は、日本の銀行からZengin(全銀)振込でIBKR口座へJPY入金が可能で、IBKR側に入金手数料は発生しません(送金元銀行の手数料のみ発生)。

ステップ②:銘柄検索

IBKRやOTC対応の国内証券会社の取引画面で「HODL」(CSE)または「CYFRF」(OTCQB)を入力し、ソル・ストラテジーズ株を検索してください。

株価、出来高、チャートなどの市場データを確認できます。

ステップ③:注文方法と種類の選択

買付対象株数と希望価格に応じて、以下の注文タイプを選択してください。

  • 成行注文:即時約定しますが、流動性が低い場合は価格が大きく変動するリスクがあります。
  • 指値注文:指定価格以下(買い)で約定し、価格コントロールが可能です。特にOTC市場ではスプレッドが広くなることがあるため、指値注文が推奨されます。

ステップ④:発注後の確認と保有管理

注文成立後は取引画面で約定通知を確認し、保有株数、評価額、損益状況をチェックしてください。

また、JASDEC(日本証券保管振替機構)への登録については日本株取引時に必要な手続きであり、外国株であるソル・ストラテジーズ株を買う場合は不要です。

ソル・ストラテジーズ株を買う上での注意点

ソル・ストラテジーズは、特定の分野で成長が期待される企業ですが、その株式への投資を検討する際には、一般的な株式投資以上にいくつかの重要な点に留意する必要があります。

特に、新興企業特有の市場環境や、海外株式投資に伴う複雑な要素が、投資判断に大きく影響する可能性があります。

高いボラティリティと価格変動リスク

ソル・ストラテジーズ株は、ミームコイン並に非常に高いボラティリティを示しています。

同社の株価は2025年1月22日に過去最高値の6.12カナダドルを記録した後、2025年7月14日時点では約2.00カナダドルまで下落しており、過去最高値から約67%の下落を記録しています。

ベータ係数(1年ベース)は2.12となっており、これは市場全体の動きに対して約2.12倍の価格変動を示すことを意味します。

このような高いボラティリティは、短期的な投資家にとって大きなリスクとなります。

流動性・市場アクセスと取引環境

ソル・ストラテジーズ株の取引においては、以下の流動性リスクが存在します。

市場規模の制約
  • カナダ証券取引所(CSE)は比較的小規模な市場
  • 1日の取引量が限定的な場合がある
  • 大口取引時のスリッページリスク
取引時間の制約
  • カナダ市場の取引時間は日本時間と異なる
  • 時差による情報の遅延リスク
通貨リスク
  • カナダドル建ての取引による為替リスク
  • 円安・円高による影響

規制・税務面の整理と注意点

海外株式投資には、以下の税務上の注意点があります。

税務申告の必要性

証券会社によっては特定口座(源泉徴収あり)で海外株式取引が可能で、源泉徴収ありを選択すれば確定申告が不要です。一般口座または特定口座(源泉徴収なし)で取引した場合は、年間の損益を自身で計算し、確定申告が必要になります。

外国税額控除の適用可能性

米国で源泉徴収された配当金に対して、国内での申告分離課税(20.315%)との差額を確定申告で外国税額控除として申請できます。

規制リスク
  • カナダおよび米国の証券規制の変更リスク
  • 日本の金融商品取引法(適格外国金融商品市場等)の適用
  • 将来的な規制強化の可能性
情報開示の制約
  • 日本語での情報入手が困難
  • 財務報告の理解に専門知識が必要
  • リアルタイムでの情報入手の困難さ

まとめ

ソル・ストラテジーズ株(HODL)は、ソラナブロックチェーンエコシステムへの投資機会を提供する数少ない上場企業の一つです。

同社は、バリデータ運営によるステーキング収益と戦略的なSOL保有により、ソラナの成長に直接的にエクスポージャーを持つことができます。

2025年第2四半期の売上高は約254万カナダドルで、前年同期の−6万7000カナダドルから大幅に改善し、バリデータ事業の拡大とSOL保有量の増加により収益基盤が強化されています。

また、2025年5月末時点で約39万5000 SOL(約6160万カナダドル相当)を保有し、ほとんどをステーキングしています。

さらに、ナスダック上場に向けて2024年12月に申請を行い、2025年6月には米SECへForm 40-Fを提出、ティッカー“STKE”での上場準備を進めています。

1000倍仮想通貨のような大きなチャンスがまだまだ眠っていると言えます。

参考情報

著者: 名本 太陽

仮想通貨専門のWebライター。2017年からブロックチェーン業界に携わり、国内外の仮想通貨取引所やDeFiプロジェクトのホワイトペーパー、解説記事、プレスリリースを多数執筆。金融メディアでの連載経験もあり。専門はDeFi、NFT、メタバースで、最新トレンドに基づいた正確かつ分かりやすいコンテンツ制作を得意とする。