新しい仮想通貨「Meme Index」、プレセールで390万ドル調達

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Meme Indexの4層構造ダッシュボードとミームコインのイメージ

ミームコイン市場の時価総額は11日、過去24時間で1.4%減少し、約488億ドルを記録している

暗号資産(仮想通貨)市場全体が低迷する中、ミームコイン市場に特化したインデックス投資プラットフォーム「Meme Index(MEMEX)」は、現在実施中のプレセールで総額390万ドルを調達。世界初の分散型ミームコイン指数構築プロジェクトとして注目を集めている。

4層構造で秩序あるミームコイン投資を実現

Meme Indexは、混沌としたミームコイン市場に構造化されたアプローチを提供する。まるでS&P 500が株式投資の概念を変革したかのように、同プロジェクトは4つの異なる指数を通じてミームコインへの秩序ある投資手法を提案している。

この指数には、大型銘柄を集めた「タイタン指数」やリスクの高い新興トークンに焦点を当てた「フレンジー指数」などが含まれる。

これにより、さまざまなリスクレベルに対応した幅広い投資機会が実現され、Meme Indexチームは有望な機会を見つけるための情報ノイズ除去に努めている。

また、コミュニティガバナンスの要素も重要な役割を果たす。MEMEXトークン保有者は各指数に含める銘柄を投票で決定できるため、指数が市場の実情を反映しつつ不正プロジェクトを排除する仕組みとなっている。この仕組みにより、コミュニティメンバーの長期保有意欲が高まっている。

プロジェクトのX(旧Twitter)アカウントは1万9000人のフォロワーを誇り、公式Telegramチャンネルには2300名が参加している。

ステーキングが投資家の関心を集め、プレセールが好調

Meme Indexのプレセールは、ここ数週間で勢いを増している。総資金調達額は390万ドルを超え、初期プレセール参加者は1トークンあたり0.015043ドルという価格でMEMEXトークンを確保している。

特にステーキングの機会に注目する投資家の関心が高まる中、すでに9000万トークン以上が発売前にプロトコル上でロックされている。なお、ステーキング報酬は、取引所上場後に請求可能となる予定である。

Meme Indexチームはアクセシビリティの向上にも努め、プレセールにおいてはイーサリアム(ETH)、テザー(USDT)、バイナンスコイン(BNB)、およびクレジットカードなど多様な決済手段に対応している。

現段階ではプレセールのハードキャップや終了日は未定だが、ステージ終了後は24時間以内にトークン価格が上昇する見通しである。

また、プレセール終了後は分散型取引所(DEX)での初期発売に続き、流動性向上のため中央集権型取引所(CEX)への上場も検討されている。

ミームコイン市場での差別化戦略

ミームコイン市場は仮想通貨市場全体の中でも飛躍的な成長を遂げているセクターだであり、個人投資家と大口投資家が共にこの市場に積極的に参加している。

VanEckやBitMEXなどの大手も独自のミームコイン指数を展開しているが、Meme Indexはこれらとは異なる革新的アプローチを採用している。

Meme Indexが提供する4層構造のシステムは、大型銘柄のみならず、エコシステム全体にわたる投資機会を提供する点で特筆される。

仮想通貨アナリストは、本プロジェクトの構造と監査体制に強い関心を寄せている。CoinsultおよびSolidProofによるスマートコントラクトの監査では、レッドフラグや重大な脆弱性は検出されなかったと指摘されている。

ミームコイン市場は2025年初頭にやや不安定な動きを見せたが、Meme Indexのプロジェクトは際立った存在感を示す可能性がある。プレセールが着実にマイルストーンを達成する中、多くの参加者が本プロジェクトの将来に期待を寄せている。

Meme Indexの公式サイトはこちら

滑川 翼

日本版ICOBenchライター。2021年から仮想通貨に興味を持ち、ビットコインやイーサリアムの投資を開始。複数の仮想通貨メディアで執筆を経験し、現在も継続中。仮想通貨やミームコインなど、WEB3領域を得意とする。