金が史上最高値を更新|次はビットコイン上昇の番か?

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金が史上最高値を更新—次はビットコインの番か?

金(ゴールド)は11日、史上最高値を更新した。投資家の注目は暗号資産(仮想通貨)にも移っており、アナリストは、ビットコイン(BTC)が次に大幅な上昇を迎える可能性が高いと予測。その価格目標は11万6000ドル(約1740万円)に設定されている。

過去の相場サイクルでも、ビットコインは金の動きを後追いする傾向があり、金が高騰した今、ビットコインも同様の動きを見せる可能性がある。

ビットコインの次の大きな動き|金の後を追うか?

ビットコインは今週、1.30%の上昇を記録し、強気の兆候を見せている。しかし、注目すべきは、金との相関性が強まっている点だ。

2024年以降、ビットコインは金の値動きを反映する形で上昇しており、投資家がリスク回避資産を求める中で両者は連動して動いている。そして今、金が史上最高値を更新したことで、次にビットコインが続くのではないかという憶測が広がっている。

過去の相場では、ビットコインは金の動きをわずかに遅れて追随する傾向があった。機関投資家の関心が高まり、市場全体のリスク選好ムードが強まる中、ビットコインは新たな大規模な上昇を迎える準備が整っているのかもしれない。

金とビットコインの無視できない相関関係

市場アナリストのCryptoJelleNL氏は、ビットコインと金の強い相関関係を指摘している。過去1年間、金が先行指標として動き、ビットコインがそれに続く形で上昇してきた。

2023年末から2024年初頭にかけて、ビットコインと金はほぼ同じ動きを見せ、相関性が確認された。しかし、2024年後半には金が先行して急騰し、その後ビットコインが遅れて追随する形となった。

現在、金は再び史上最高値を更新しており、このパターンが繰り返されるなら、ビットコインも再び強い上昇を迎える可能性がある。

ビットコインの11万6000ドル到達は近いか

ビットコインの週足チャートでは、大規模な対称三角形パターンが形成されており、これは強いブレイクアウトの前兆として知られている。アナリストのTitan of Crypto氏は、このパターンが上方向にブレイクした場合、ビットコインは11万6000ドルに向かう可能性があると指摘している。

対称三角形は、価格が大きく動く前の調整局面を示すことが多く、現在のビットコインは抵抗線直下で推移している。過去数カ月間のビットコインと金の強い相関性を考慮すると、ビットコインの値動きが金のブレイクアウトと同様に強気に転じる可能性は十分にある。

機関投資家の参入がビットコイン上昇に及ぼす影響

日本では、ビットコインの金融商品としての分類を進める計画が発表された。この規制変更により、ビットコインETFの解禁が検討されており、機関投資家の参入が促進される見込みだ。

報道によると、暗号資産の税率が55%から20%に引き下げられる可能性もあり、国内投資家にとっても魅力的な環境が整うことになる。

さらに、CryptoQuantのオンチェーンデータでは、ビットコインのクジラ(大口投資家)による蓄積が加速していることが明らかになっている。新たな機関投資家が次々と市場に参入しており、長期保有者を上回るペースで買いが進んでいる。過去の市場データを見ると、大口投資家が買い増しを始めたタイミングでは、その後大規模な上昇が発生する傾向がある。

ビットコインは金とともに史上最高値を更新するのか

金が上昇する中、ビットコインも史上最高値更新に向けた動きを見せるのか。機関投資家の資金流入、チャートパターンの形成、そして金との相関関係を考慮すると、次のビットコインの大規模な上昇はすぐそこかもしれない。

ビットコインの次の爆発的な価格上昇は目前か。

松田 明日香

暗号資産投資を2020年に始め、ビットコインやNFT、DeFiなど複数の分野で投資経験を有する。2025年1月にICOBenchに参加し、専門的な暗号資産ライティングを手掛けている。

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