トランプコイン、上場5日で取引高5兆9200億円の大反響

トランプ米大統領が発表した公式ミームコインTRUMP（トランプコイン）は、上場5日で取引高が5兆9200億円を突破した。

トランプコインの概要と初期供給量

プロジェクトの公式ページによると、トランプコインはユニークなブランディングとアートワークを通じたコミュニティ形成を目指している。初期供給量は2億トークンで、3年かけて10億トークンまで拡大する計画だ。

取引高が急増、主要取引所でも高い関心

クリプトクォントの分析によると、トランプコインの取引高は上場以来、総額380億ドル（約5兆9200億円）に達した。

The $TRUMP Pump: President Trump's Meme Coin Trading Activity Soars

“Since the launch, total spot trading volume on centralized exchanges amount to $38 billion. Binance has dominated spot trading volume with $16 billion.” – By @jjcmoreno

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— CryptoQuant.com (@cryptoquant_com) January 22, 2025

Binance（バイナンス）が160億ドル（約2兆4950億円）と最大の取引高を記録し、OKXとBybitがそれぞれ60億から70億ドル（約9360億円から1兆920億円）の取引を記録している。

価格動向と市場分析

トランプコインは上場直後から価格が上昇し、1月19日には62ドル（約9670円）まで上昇。これは17日の終値から82%の上昇となった。

同日の取引高は170億ドル（約2兆6510億円）を記録し、市場の高い関心を示した。ただし、現在の価格は37ドル（約5770円）前後で推移している。

今後の展望と課題

市場アナリストは、トランプコインの成功要因として、強力なブランディングとトランプ支持者層の存在を挙げている。

ミームコイン文化と政治的支持の組み合わせが、仮想通貨投資家とトランプ支持者の双方に訴求している。

一方で、3年間で供給量が5倍に増加する計画には、インフレ圧力への懸念も出ている。政治とデジタル資産の融合という新たな展開を示す一例として、今後の動向が注目される。