イーサリアムが月間15%下落|AI関連銘柄に投資先が移行か

私たちを信頼する理由
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暗い青色の背景に、左側にイーサリアムのロゴが青く輝き、右側には回路パターンで描かれた脳のアウトラインが緑色に光っている。

暗号資産(仮想通貨)のイーサリアム(ETH)が15日、月間15%の下落となり、3,228.17ドル(約50万円)で取引されている。

イーサリアムの現在の価格

一方、AI開発に必要なデータ処理や運用基盤を提供する仮想通貨3銘柄が注目を集めている。世界的なAIブームを背景に、ブロックチェーン上でAIシステムを構築・運用する需要が高まっているためだ。

RENDERが年間80%の上昇、AI処理基盤として注目

レンダーの現在の価格

分散型GPUネットワークのレンダー(RENDER)は6.95ドル(約1,020円)で取引され、年間80.26%の上昇を記録。時価総額35億9,000万ドル(約5,270億円)を達成した。

総供給量は5億3,245万RENDER、循環供給量は5億1,769万RENDERとなっている。

2021年に開発された同プロジェクトは、AIモデルの学習や推論に必要な演算処理基盤として急成長。独自の分散型GPU共有システムにより、世界中のGPUリソースを効率的に活用できる点が特徴だ。

非代替性トークン(NFT)のレンダリングやメタバース開発にも対応し、ユースケースを拡大。24時間取引高は3億5,179万ドル(約517億円)を記録している。

NEAR、AI機能実装でDApps開発を加速

ニアの現在の価格

 

ニアプロトコル(NEAR)は4.98ドル(約730円)で取引され、年間47.57%の上昇を達成。時価総額58億4,000万ドル(約857億円)となっている。総供給量は12億3,000万NEAR、そのうち11億7,000万NEARが市場で流通している。

同プロトコルは高速なトランザクション処理と低コストを特徴とし、AI機能を活用したスマートコントラクトの開発環境を提供。開発者向けのツールセットを拡充し、分散型アプリケーション(DApps)の構築を支援している。

シャーディング技術による高いスケーラビリティと、AI開発フレームワークの統合により、新世代のブロックチェーンプラットフォームとしての地位を確立。24時間の取引高は2億883万ドル(約306億円)に達している。

ICPがAIクラウド基盤として進化

ICPの現在の価格

インターネットコンピューター(ICP)は10.25ドル(約1,500円)で取引され、時価総額49億1,000万ドル(約721億円)を維持。総供給量は5億2,879万ICP、循環供給量は4億7,934万ICPとなっている。

2021年5月にDFINITY財団によって立ち上げられた同プロジェクトは、分散型クラウドコンピューティングの実現を目指す。

AIモデルの実行環境として注目を集め、従来の中央集権型クラウドサービスに対する代替手段を提供している。

スマートコントラクトとAI機能の統合により、開発者は効率的なアプリケーション構築が可能。24時間取引高は1億2,547万ドル(約184億円)を記録し、機関投資家からの関心も高まっている。

新たな分散投資プラットフォーム、MEMEX

ミームコイン市場に新たな分散投資プラットフォームMeme Index(MEMEX)が登場。プレセールで200万ドル(約294万円)超の資金を調達している。

同プロジェクトは4種類のインデックス商品を展開。時価総額上位の「Meme Titan Index」から新興銘柄を対象とした「Meme Moonshot Index」まで、市場動向に応じて動的に更新される仕組みを実装。

ドージコイン(DOGE)やシバイヌ(SHIB)、ぺぺコイン(PEPE)など、主要ミームコインへの分散投資を1つのトークンで実現している。

プラットフォームの運営はコミュニティ主導で、MEMEXトークン保有者には新規銘柄の提案や投票権が付与される。ステーキングプログラムでは年率1,102%の報酬を提供中だ。

ミームコイン市場の時価総額は1,200億ドル(約17.6兆円)規模まで成長。MEMEXは単一銘柄のリスクを抑えながら、高成長が期待される新興銘柄への投資を可能にする点が特徴となっている。

Meme Index公式サイトを確認する

By 渡貫 宗

2021年に仮想通貨投資を始める。以降、同分野での専門的な知識を深めながら自身のブログ・ライターとしても活動。仮想通貨に関する深い理解を活かして複数のメディアで多くの記事を執筆。初心者に寄り添った簡潔な解説を得意とする。

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