Virtuals Protocol(VIRTUAL)は21日、過去1カ月で246%上昇した。
これにより、VIRTUALは暗号資産(仮想通貨)の時価総額ランキングで62位に浮上。年初来で約90%に達していた損失率も、約50%まで回復した。
今回の上昇の背景には、Baseチェーン上で複数のAIエージェント関連プロジェクトやトークンが順調にローンチされたことがあるとみられる。
AIエージェント需要がVIRTUALの価格上昇を後押し
VIRTUALは過去24時間で2.5%上昇し、取引量も14%増加。現在の取引量は、トークンの流通供給量の4分の1以上に達している。
Virtualsプラットフォーム上でミントされたAI関連アルトコインの中では、AIXBTが特に注目を集めており、時価総額は約1億7500万ドルに達している。
また、Artificial Superintelligence Alliance(FET)など他のAI仮想通貨も過去1カ月で上昇しているものの、VIRTUALほどの急伸は見られていない。
この差は、VIRTUALプロトコルの採用が急速に進んでいることを示唆しており、今後の需要増加を支える可能性がある。
VIRTUALのテクニカル分析と今後の見通し
VIRTUALの短期チャートを確認すると、複数の価格帯が上値抵抗線として意識されている。中でも注目すべきは2.4ドル付近で、この水準では売り注文が集中しており、強い抵抗となっている。次に2.2ドルの水準も、過去2週間にわたり上値を抑える弱気なゾーンとして機能してきた。
一方で、チャート上では上昇トレンドラインが継続しており、全体としては依然として上昇基調を維持している。現在、最も注目される短期的な抵抗ラインは2.10ドルで、この水準は過去に2度跳ね返されているものの、直近では取引量の増加とともに売り圧力がやや弱まってきた可能性がある。
今後、2.10ドルをしっかりと上抜けることができれば、次のターゲットは2.2ドル、さらには2.4ドルへと視野が広がる可能性がある。
MIND of Pepe、先行トークン販売で1000万ドル調達
AI分野で今年注目を集めているプロジェクトの一つ、MIND of Pepe(MIND)は、現在実施中の先行トークン販売で、総額1000万ドルを超える資金調達に成功資金している。
本プロジェクトは、人気ミーム「Pepe the Frog」と人工知能(AI)の技術を融合したAIエージェント仮想通貨で、X(旧Twitter)などのソーシャルメディア上で急速に存在感を高めている。
独自のアルゴリズムを通じて、新興のソーシャルトレンドやミームコイン市場に関する有益な情報を収集し、MINDトークン保有者だけに提供する仕組みを採用している。
ローンチから数日でXのフォロワー数は6000人を突破するなど、コミュニティの成長も好調だ。