ミームコインの柴犬コイン(SHIB)の時価総額は15日、前日比-5.24%安を記録し、約88.5億万ドル付近で推移している。
ミームコイン市場で注目を集めてきたSHIBは、近年その勢いに陰りが見え始めている。
業界アナリストはこの動向について、新たなミームコインの台頭による世代交代の可能性を指摘した。
SHIBの停滞と成長する新興勢力
柴犬コイン(SHIB)はかつてミームコインの代表格として名を馳せ、2021年の高騰以降、多くの投資家に転機をもたらしてきた。
ソラナ(SOL)系をはじめ、新興のトークンが話題を集める一方で、SHIBは時価総額の低下が目立つ。
バイナンス(Binance)などトップ取引所に上場するミームコインの一部は流動性と認知度を武器に市場で存在感を発揮している。
しかし、SHIBはレイヤー2スケーリング技術『Shibarium』などを打ち出すものの、2021年当時の盛り上がりを取り戻すには至っていない。
急速な競争環境の中で、いまやSHIBが市場ランキングから姿を消す可能性も現実味を帯びている。
先行セール好調の新ミームコイン|Mind of PepeとBTC Bull Token
SHIBの地位低下を受け、アナリストたちは次世代ミームコインとしてMind of Pepe(MIND)とBTC Bull Token(BTCBULL)に注目している。
Mind of Pepeは、人工知能(AI)の先進技術とインターネットで人気のミーム文化を巧みに組み合わせた、新しいタイプのAI仮想通貨だ。
このプロジェクトは、AIによる高度なデータ分析やSNS上のセンチメント(感情や評判)分析機能をユーザーに提供することを特徴としている。
MINDトークンの保有者は、専用の高度なAIツールを利用して、市場の動向やインサイト(洞察)をリアルタイムで取得できるメリットがある。
現在、MINDは先行販売を実施しており、既に900万ドル(約13億2300万円)を超える資金調達に成功している。
さらに、年利245%という魅力的なステーキング機能も導入されており、プレセール終了まであと少しとされ、投資家の関心を集めています。
BTC Bull Token(BTCBULL)は、基軸通貨であるビットコイン(BTC)の価格動向と連動した報酬設計が特徴の仮想通貨プロジェクトだ。
トークン保有者は、ビットコインの価格が特定の節目(マイルストーン)を突破するたびに、報酬を得られる仕組みになっている。
具体的には、最初のビットコインのエアドロップ(仮想資産の無料配布)は、BTC価格が15万ドル(約2190万円)に到達した際に実施される予定だ。
その後もBTC価格が5万ドル(約735万円)上昇するごとに、追加の報酬が発生する計画だ。
さらに、BTCBULLトークンはデフレ型モデルを採用し、供給量が段階的に減少することで希少価値の向上が期待される。
現在のBTCBULL価格は約0.002515ドル(約0.37円)で、年利71%のステーキングも提供されている。