暗号資産(仮想通貨)全体の時価総額は3日、前日比-2.67%安を記録し、約3.1兆億ドルで推移している。
米国証券取引委員会(SEC)の委員長交代、具体的にはポール・アトキンス氏がゲーリー・ゲンスラー氏の後任となるというシナリオは、仮想通貨市場に大きな変化をもたらす可能性を秘めている。
このリーダーシップの移行は、より緩和的な規制アプローチへの転換を示唆し、特にアルトコイン分野に恩恵をもたらすと期待されている。
特に、これまで承認が難航していた現物型(スポット)仮想通貨上場投資信託(ETF)の申請プロセスが加速するとの観測がある。
フランクリン・テンプルトンやカナリア、グレイスケールといった資産運用企業による多数のETF申請が承認されれば、市場への大規模な資金流入が見込まれるためだ。
注目アルトコイン|ヘデラ(HBAR)の可能性
ヘデラ(HBAR)は、10倍の成長ポテンシャルを持つアルトコインの一つとして注目されている。
その主な理由は、カナリア社による現物へデラETFの申請であり、これが承認されれば価格上昇の起爆剤となり得る。
テクニカル分析の観点からも、下降ウェッジパターンの形成や相対力指数(RSI)における強気のダイバージェンス(下落の勢いが弱まって、価格が上昇に転じるかもしれないサイン)が観測されている。
これは、価格が0.2500ドルに向けて上昇する可能性を示唆している。
ICO仮想通貨|BTC Bull Token(BTCBULL)の紹介
BTC Bull Token(BTCBULL)は、本稿で特に注目するミーム銘柄である。
ICO仮想通貨のBTCBULLは、ビットコイン(BTC)の価格動向に連動しつつ、保有者への報酬を提供する設計となっている。
コミュニティ主導で立ち上げられ、イーサリアム(ETH)ブロックチェーン上で稼働している。
そのトークノミクスはユニークで、ビットコイン(BTC)価格が特定の節目に達するとトークン焼却(バーン)とBTCエアドロップが発動される仕組みを採用している。
総供給量は210億トークンに固定され、BTC価格上昇に伴う焼却によりデフレ効果が期待される。早期参加者向けには高いAPY(年間利回り)のステーキングも提供し、仮想通貨の長期保有を奨励している。
2025年2月10日に開始された先行セールでは、初期価格0.00235ドルでわずか2日間で100万ドル以上を調達するなど、高い関心を集めた。
スマートコントラクトは監査済みであり、ロードマップも公開されている。
BTC価格上昇を見込む投資家や投機的な仮想通貨投資家の双方をターゲットとしており、先行セール段階のICO仮想通貨として大きな可能性を秘めているが、BTC価格への依存度が高い点はリスク要因と言える。
有望株|ソラナ(SOL)の展望
ソラナ(SOL)もまた、10倍のリターンが期待される投資先として挙げられる。
カナリア社やビットワイズ社といった資産運用会社による現物ソラナETFの申請が期待されている。
また、週足チャートでは強気のカップアンドハンドルパターンが形成されており、価格目標を500ドルとする分析もある。