仮想通貨アナリストが注目するICO 仮想通貨3銘柄を紹介

私たちを信頼する理由
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世界経済の変動を示す抽象的な背景に浮かぶデジタルコイン

暗号資産(仮想通貨)市場の時価総額は30日、前日比で1.9%減少し、3兆800ドルを記録した

地政学的リスクや貿易摩擦の影響で、各国の経済構造が再構築される可能性が高まるなか、投資家の間では仮想通貨への関心が一段と強まっている。

世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエイツのレイ・ダリオ氏は、米国の貿易政策を受けて各国が対米依存の見直しを進めているとの見解を示した。

さらに、価値が希釈されにくいハードアセットとしてビットコイン(BTC)を挙げた。

しかし、ビットコインの価格は現在、約9万5000ドルと高額であるため、多額の資金が必要とされる。 これを背景に、より手軽な投資先として仮想通貨プレセールへの注目が集まっている。

アリゾナ州、ビットコイン準備金設立へ 法制化進む

仮想通貨の普及を後押しする動きが各地で加速している。米アリゾナ州では、州としてビットコインへの投資を正式に認める法案が提出された。上院法案1025は「アリゾナ戦略的ビットコイン準備金」の設立を明記し、法制度の整備を目的としている。

また、上院法案1373では、ビットコインに加えてステーブルコインや非代替性トークン(NFT)への対応も盛り込まれている。

これらの法案が可決されれば、アリゾナ州は仮想通貨を州財政に取り入れる初の州となる可能性があり、他州や連邦政府にとっても前例となりうる。

こうした規制の整備は、市場が不安定な局面にある中でも仮想通貨プレセールの成功を後押しする重要な要素となるだろう。

注目される仮想通貨プレセール3選

現在、複数のICO 仮想通貨が投資家の関心を浴びている。 以下に注目すべき3つのプロジェクトを紹介する。

1. Solaxy (SOLX)

Solaxyは、ソラナ(SOL)ブロックチェーンのスケーラビリティと信頼性向上を目指すレイヤー2ソリューションだ。

ソラナは高速な取引処理能力で知られ、近年はミームコイン発行のプラットフォームとしても支持を受けている。 しかし、トークン数増加とネットワーク活性化に伴い、処理遅延や取引失敗の問題が顕在している。

Solaxyは信頼性の高いイーサリアム(ETH)ブロックチェーン上でSOLXトークンを発行し、将来は独自のレイヤー2チェーン構築を計画している。

プレセール期間中、SOLX保有者は年利125%のステーキング報酬を得ることができる。 これまでに総額3200万ドル以上が調達され、現在のトークン価格は約0.001708ドルで取引されている。

Solaxyの公式サイトを見てみる

2. BTC Bull Token (BTCBULL)

BTC Bull Tokenは、ビットコインをテーマに開発された世界初のミームコインであり、BTC価値の上昇に連動する設計が特徴だ。

BTCBULL保有者は、プレセール期間中にBest Walletアプリ経由で年利80%のステーキング報酬を得る仕組みとなっている。

さらに、ビットコインが12万5000ドル、17万5000ドル、22万5000ドルに達すると、BTCBULLトークンがバーン(焼却)され希少性が向上する。

また、ビットコイン価格が15万ドルおよび20万ドルに到達した際、Best WalletにてBTCBULL保有者へエアドロップ(無料配布)が実施される。

さらに、価格が25万ドルに達すれば大規模なエアドロップも予定されている。 これらのトークンバーンとエアドロップの組み合わせにより、BTCBULLの価格は2025年末までに0.006467ドルに達する可能性が示唆される。

現在の価格は0.00249ドルであり、プレセールではこれまでに総額510万ドルを超える資金を調達している。

BTC Bull Tokenの公式サイトを見てみる

3. BlockDAG (BDAG)

BlockDAGは、ブロックチェーンと有向非巡回グラフ(DAG)を組み合わせたハイブリッドコンセンサス機構を採用している。

この技術は、従来のブロックチェーンに比べ高いスケーラビリティとセキュリティの両立を目指している。

プルーフ・オブ・ワーク(PoW)アルゴリズムはモバイルマイニング向けに最適化され、広範なユーザーが参加しやすい設計となっている。

BlockDAGは、ビットコインの地位確立に寄与した効果を再現し、過去十年間の技術進展を反映した新たな基盤構築を目指す。

プレセール期間中には既に2億2000万ドルが調達され、投資家から高い期待が寄せられている。

経済変動への備えとプレセール投資

ビットコインへの関心が高まる中、関連する仮想通貨プレセールへの注目も増している。経済情勢の変化が投資環境に影響を与える今、ICO仮想通貨は新たな収益機会となる可能性がある。

とはいえ、仮想通貨市場は変動が激しいため、プロジェクトの成功が保証されるわけではない。 投資に際しては自己調査を十分に行い、プロジェクトの内容や将来性を慎重に見極める必要がある。

著者: 佐山 美代子

2018年より仮想通貨投資を始め、同時に暗号資産ライターとしてキャリアをスタート。ビットコインをはじめとした主要仮想通貨の市場動向を追いながら、Web3.0分野のコンテンツ制作で豊富な経験を積んできました。専門性と読者理解を兼ね備えたライティングで、高品質な情報を提供します。