注目のアルトコイン銘柄7選|実用性で選ぶ次世代トークン

私たちを信頼する理由
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様々な地域を結ぶ抽象的なデジタルネットワークが明るく輝くイメージ

暗号資産(仮想通貨)全体の時価総額は29日、前日比-1.88%安を記録し、約3.09兆億ドルで推移している。特に、ビットコイン(BTC)は、大きな価格変動を見せており、イーサリアム(ETH)は次期大型アップグレードを控え注目が集まる。

アルトコイン市場も新たな勢いを見せている状況だ。

しかし、多くの新しいアルトコインが登場する中で、その多くは実社会での有用性に課題を抱える。

Qubetics(TICS)の先行セールと実用性

そのような中、実用的な解決策を提供すると注目されているのがQubetics(TICS)である。特に中央アジアの個人や企業が求める、実用的で安全な選択肢となることを目指している。

Qubeticsは現在、仮想通貨コミュニティで話題の中心となっている。先行セールは第31ステージに達し、これまでに1640万ドル(約23億4500万円)以上を調達した。

5億900万以上のTICSトークンが2万5200人以上の保有者に配布されている。現在の先行セール価格は0.1902ドル(約27円)である。

注目すべき点は、単なる期待感だけでなく、そのエコシステムに組み込まれた実用性だ。

多くのトークンが投機的な取引に焦点を当てる中、Qubeticsは企業やユーザーがすぐに導入できるツールを提供する。

シームレスな国際間決済や堅牢なプライバシーインフラなど、投資家が長年求めてきた機能を提供している。

同社はメインネットのローンチに向けて準備を進めており、アナリストはこれによりTICSが10ドルから15ドル(約1430円~2145円)の範囲に達すると予測する。

これは最大7783%の投資収益率(ROI)に相当する可能性がある。

Qubeticsはまた、ウズベキスタンやカザフスタンなどの物流、金融、電子商取引プラットフォームに分散型サービスを統合するための地域パートナーシップを確保した。

特に中央アジアの中小企業は、摩擦の少ない低手数料の取引に関心を示している。

Qubeticsのエコシステムで特に注目されるのは、分散型VPN(dVPN)である。

これにより、例えばキルギスの首都ビシュケクのジャーナリストは、中央集権的なサーバーに依存せず、世界中の暗号化されたノードを経由して安全に情報源へアクセスできる。

このdVPNはIPアドレスを隠すだけでなく、ユーザーが自身のネット上の履歴を管理する力を与える。プライバシーが重要視される地域において、これは画期的な機能と言える。

その他注目すべきアルトコイン|Bitcoin Bull(BTCBULL)など

Qubetics以外にも、将来性が期待されるアルトコインは存在する。

Bitcoin Bull(BTCBULL)

BTCブルトークン、保有者にビットコインの受動的収益を提供
Bitcoin Bull(BTCBULL)は、ビットコイン(BTC)の価格上昇の恩恵を多角的に受けられるよう設計された画期的なミーム通貨プロジェクトである。

BTC価格の目標額達成に応じてBTC自体が仮想通貨エアドロップされたり、トークンバーン(焼却)によって希少価値が向上したりするユニークな仕組みが特徴だ。

さらに高利回りのステーキングも提供し、保有し続けることでビットコインの成長と共に利益を得る大きなチャンスを提供する。

Bitcoin Bullを見てみる

リップル(XRP)

リップル(XRP)は、米国証券取引委員会(SEC)との法的な問題を抱えながらも、その利用は拡大している。リップル社の国際決済技術は、特にアジアや中東で再び注目されている。

訴訟はリップル社に有利な方向に進んでおり、XRPが有価証券と分類されるリスクは低下している。これにより流動性の向上が期待される。

アルゴランド(ALGO)

アルゴランド(ALGO)は、高速かつ低手数料な取引を実現するレイヤー1プロトコルである。最近の「Simultaneous Consensus」アップグレードにより、分散性を維持しながら処理速度が向上した。

また、ISO 20022標準に準拠し、銀行ネットワークとの連携が容易になった。マーシャル諸島などが、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の試験運用にアルゴランドの技術を採用している。

インジェクティブ(INJ)

インジェクティブ(INJ)は、金融に特化したアプリケーション向けに構築された相互運用可能なレイヤー1である。

最近、イーサリアム互換のロールアップ技術「inEVM」をローンチし、異なるエコシステム間の分散型金融(DeFi)の流動性を結びつけている。投資企業のBinance LabsやPantera Capitalからの支援も得ている。

ヘリウム(HNT)

ヘリウム(HNT)は、分散型ネットワークの構築を目指している。ソラナ(SOL)ブロックチェーンへの移行後、速度とスケーラビリティが向上した。

現在は、大手通信事業者に代わる可能性のあるサービス「Helium Mobile」の成長に注力している。中央アジアのデバイスメーカーとの新たな提携により、サービス提供範囲を拡大している。

メーカー(MKR)

メーカー(MKR)は、DeFiで広く信頼されているステーブルコイン、ダイ(DAI)システムの基盤である。

この計画の第一段階では、主にプロジェクトの意思決定の仕組み(ガバナンス)をもっとシンプルで管理しやすい形に分ける(モジュール化)ことが進められている。

また、利用者が資産運用で利益を得る方法(イールドファーミング)を改良することなども併せて進行している。

結論

これらのアルトコインのおすすめプロジェクトは、単なる市場の波に乗るだけでなく、自ら潮流を作り出している。

投資対象のアルトコインとして検討されている理由には、Qubeticsの先行セールの勢いや実用性、リップルの回復力、アルゴランドの技術力など、成長性だけでなく、実社会への影響力も考慮するべきだ。

著者: 早下 光

暗号資産ライター。2019年からの仮想通貨市場経験を基に、ブロックチェーン技術の基礎から応用、最新ニュースまで、正確・深い情報で読者の理解をサポートします。