大口投資家取引が示す潮目の変化、注目の有望ミームコイン3選

ミームコイン市場はこのほど、クジラと呼ばれる大口投資家による大胆なビットコイン（BTC）取引の影響により、上昇の兆しが見られている。

暗号資産（仮想通貨）取引所Hyperliquid（ハイパーリキッド）で、大口投資家がビットコインに対して40倍のレバレッジを用い、4億4500万ドル相当の空売りポジションを開いた。清算価格は8万6000ドルに設定されていた。

この大胆な動きは、ビットコインの価格が8万4000ドル付近で安定していたタイミングで発生した。市場参加者はこの大口ポジションに気づくと、すぐに協調的な「ブルハント（空売り潰し）」を開始した。CBBという名のトレーダーが先導し、強気派はビットコイン価格を8万4690ドルまで押し上げることに成功した。

空売りトレーダーとミームコイン市場の動向

この価格上昇により、空売りトレーダーは清算を避けるために500万USDCを追加で預ける必要に迫られた。しかし最終的に、ビットコイン価格が再び下落したことで強気派の動きは勢いを失った。ビットコインは現在8万3358ドル付近で取引されている。

興味深いことに、このトレーダーはメラニア・トランプ氏の独自トークンである「MELANIA」に対して5倍レバレッジのロングポジションも保有していた。

このようなクジラの大規模な取引は偶然ではなく、市場のセンチメントが徐々にビットコインからアルトコインやミームコインへとシフトしていることを示唆している。ビットコインは過去6週間で最高値の11万ドルから約30％下落している。イーサリアム（ETH）も2000ドルを割り込むなど、50％の大幅な下落を記録している。

一部の投資家はこれを低価格で購入する好機と捉える一方で、MELANIAやBROCCOLIなどのトレンド銘柄に資金を移す動きも見られる。例えばBROCCOLIは発売からわずか数日で初期投資家に1000％以上のリターンをもたらした。

注目すべきミームコイン銘柄

トランプ氏大統領就任後、ミームコインへの関心はさらに高まっている。

市場全体としては、暗号資産に好意的な規制、法的支援、市場状況の変化など多くの前向きな要素がある。

以下は、現在投資価値のある注目ミームコイン銘柄だ。

1. BTC Bull Token（BTCBULL）- 2025年最注目のミームコイン

BTC Bull Tokenは市場で注目を集める新興ミームコインだ。このプロジェクトは保有者に無料でビットコインを提供する初の取り組みとして知られている。ビットコインが現在の調整から抜け出し、新たな高値（15万ドル、20万ドル、25万ドル）に達すると、BTCBULL保有者は自分のウォレットに直接ビットコインのエアドロップを受け取ることができる。

また、BTCBULLチームはビットコインの価格が2万5000ドル上昇するごとにトークン総供給量の一部を削減する計画も持っている。これは供給を縮小させ、需要と価格の上昇につながる戦略的な一手と言える。現在の価格は1トークンあたり0.002415ドルで、プロジェクト全体で370万ドルを調達している。

BTC Bull Tokenの公式サイトを見てみる

2. Meme Index（MEMEX）- ミームコイン投資の新たな形

MEMEXは世界初のミームインデックスを立ち上げる革新的なプロジェクトだ。Meme Titan Index、Meme Moonshot Index、Meme Midcap Index、Meme Frenzy Indexという4つのミームコインバスケットを提供し、それぞれがボラティリティやリターン特性において異なる特徴を持つ。

さらにMEMEXはステーキングによる追加収入を求める投資家にも最適で、現在562％のAPYを提供している。プレセールはすでに400万ドルを調達し、現在の価格は1トークンあたり0.0166883ドルとなっている。

Meme Indexの公式サイトを見てみる

3. Official TRUMP（TRUMP）- 政治系ミームコインの代表格

TRUMPトークンは2025年1月17日に発売されたドナルド・トランプ氏の公式ミームコインだ。発売からわずか数時間で1万2000％以上上昇するという驚異的なパフォーマンスを見せた。機関投資家と個人投資家の双方がTRUMPを購入し、トランプ氏の暗号資産市場支援の象徴となった。

しかし、最近の関税発表は暗号資産市場全体に影響を与え、TRUMPも75ドル以上から現在の11.46ドルまで下落した。しかし、MELANIAへの関心が再び高まればTRUMPの価格も上昇する可能性がある。