XRP(リップル)は5月13日、価格が20%上昇し、3ドル(約438円)突破が視野に入ったと報じられている。
堅調な値動きに加え、新しい暗号資産(仮想通貨)や関連プレセールにも市場の関心が集まっている。
仮想通貨市場ではここ最近の米国インフレ指標の改善や米中貿易協定成立への期待が高まり、リスク資産全般への投資マインドが回復している。
これにより投資家の資金流入が増え、リップルをはじめとする仮想通貨への買いが強まった。
リップル価格の上昇と背景にある投資家心理
リップルの未決済建玉(オープンインタレスト)は21億ドル(約3,066億円)に達し、2024年の大幅な上昇局面以来の高水準となった。
これは市場全体で強気ムードが戻りつつあることを示している。
仮想通貨アナリストのボリス・ベスト氏は、Binance(バイナンス)でのリップル先物取引データを分析した結果、強まる投機の動きを指摘した。
現時点でのオープンインタレストは9億4,000万ドル(約1,372億円)前後となっていて、2024年初頭の活況期に匹敵しているという。
また、テクニカル指標もリップルの上昇を裏付けている。
MACD(移動平均収束拡散法)はトレンドの強化を示し、RSI(相対力指数)は69と買われすぎの水準に到達している。
一時的な調整を挟んだとしても、2.50ドル(約365円)付近での値固めが今後の上昇をサポートすると見られる。
今後の最大の注目材料は、6月17日に予定されている米国のリップル現物ETF承認だ。
ETFは大口資金の流入や機関投資家の参入を促し、市場流動性の拡大につながる可能性が高い。
ビットコイン現物ETFが誕生した際も全体の75%以上の資金が流れ込んだ例がある。
新しい仮想通貨のMIND of Pepeに注目
ビットコインやリップル以外にも、新しい仮想通貨も投資家からの注目を集めている。
特に、AIエージェントとミームコイン要素を併せ持つMIND of Pepe(MIND)はプレセール段階ですでに925万ドル(約13億5,050万円)超を調達した。
MIND of Pepeは独自の人工知能(AI)を活用し、MIND保有者向けに仮想通貨に関する有益な情報や投資機会を提供する。
このような新しい仮想通貨は、リップルのような主要銘柄とは異なり初期段階での成長ポテンシャルが大きいとされる。
Telegramに参加することで、今後市場に登場予定の有望プロジェクト情報を先行して入手可能だ。
市場全体が盛り上がりを見せるなか、既存の人気銘柄の動向だけでなく、多様な新しい仮想通貨やそのプレセールにも目を向けることが投資家にとって重要となっている。