トランプDeFi、仮想通貨460億円以上をコインベースへ移動

私たちを信頼する理由
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トランプと仮想通貨

ドナルド・トランプ大統領が支持する分散型金融(DeFi)プロジェクト「ワールド・リバティ・ファイナンシャル(WLFI)」は4日、同プロジェクトが保有する3億ドル以上の暗号資産(仮想通貨)を仮想通貨取引所コインベースに移動した。

移動された資産は、ラップド・ビットコイン(WBTC)、イーサリアム(ETH)、その他アルトコイン(AAVE、ENA、LINK、MOVE、ONDO、USDC)の8つの資産。

これにより同プロジェクトの仮想通貨保有高は、執筆時点で9300万ドルほどとなっている(移動前は4億ドル以上)。

「トークンを販売しているわけではありません」

この動きに対し、市場関係者の間では、トークンの売却準備をしているのではないかという憶測が立っていた。

しかし同プロジェクトは、以下のような市場の誤解を解こうとする声明を出した。

「通常の財務管理、手数料や経費の支払い、運転資金の要件への対応の一環として、保有する暗号資産を定期的に移動しています。誤解のないよう申し上げますが、当社はトークンを販売しているわけではなく、単に通常のビジネス目的で資産を再配分しているだけです。」

ETHを追加購入

同プロジェクトは資金移動後、ステーキングされたイーサリアム(stETH)1万9423stETHのステークを解除。および、500万ドル相当のETH(1826枚)を追加購入した。

また、トランプ氏の息子エリック・トランプ氏は、「ETHを追加するのに良い時期だと私は思う。」と発言。市場に対する自信を示している。

ただしETH価格はこのほど、3000ドルを下回る下落を見せており、市場をパンプ(押し上げ)させ高値で売却するための準備であるという指摘もある。

定期的な仮想通貨購入を継続

同プロジェクトはこれまでにも、定期的に仮想通貨の購入を実施してきた。

トランプ大統領就任式の日には、第47代大統領就任を記念し、4700万ドル相当のBTCとETH、470万ドル相当のアルトコインを購入した。

その後も、トロン(TRX)やMove Network(MOVE)などの仮想通貨も購入してきている。

By 早藤 佑太

2020年より暗号資産(仮想通貨)投資を開始。2021年よりSNSやブログでもコンテンツ発信を開始。2025年よりICOBenchのライターとして参加。

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