リップルSEC和解後、アルトコインXRPは10ドル到達なるか

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アルトコインの価格上昇を示す近未来的な都市とデジタルコイン

リップルは9日、米証券取引委員会(SEC)との訴訟で和解し、罰金額が5,000万ドル(約74億円)に大幅減額されることで合意した

今回の和解が成立したことで、リップルの提供する暗号資産(仮想通貨)のリップル(XRP)にかかっていた法的リスクが事実上解消した形だ。

専門家の間では、リップルが今後10ドル(約1,480円)を超えて価格上昇するとの見方も広がっている。

XRPの法的懸念が解消、投資家は上目線

リップルと米証券取引委員会をめぐる法的争いは2020年に始まった。

当初、米証券取引委員会は未登録証券の販売としてリップルに12億ドル(約1,780億円)以上の罰金を求めていたが、2023年には一部の販売形態について証券性が認められないとの司法判断が示された。

昨今の政権交代により、仮想通貨業界を取り巻く規制環境もやや緩和傾向にあり、米証券取引委員会の強硬姿勢も後退している。

今回の合意内容により、リップルが本来支払うはずだった1億2,500万ドル(約180億円)から7,500万ドル(約110億円)分が返還される点も注目だ。

こうした背景から、リップルの長年の価格抑制要因だった法的リスクが消えたと評価されている。

今後はビットコイン(BTC)のETF同様に、リップルの現物ETF承認や、リップル社の銀行ライセンス取得の動きも材料視されている。

このような動きから、リップルは10ドル(約1,450円)への到達が期待されはじめている。

新興アルトコインSolaxyにも注目集まる

Solaxy(SOLX)とSolanaブロックチェーン、グリーンエネルギー要素を描いたデジタルイメージ

リップルと米証券取引委員会の法的争いが落ち着いた中で、アルトコイン市場全体の強気ムードも広がっている。

特に注目されているのが、ソラナ(SOL)上に構築されたレイヤー2プロジェクト「Solaxy(SOLX)」だ。

Solaxyは、SOLXトークンと独自のブロックチェーンによって、ソラナが直面してきた取引スケーラビリティの課題解決に取り組む。

現在進行中のプレセールで既に3,300万ドル(約48億円)以上を調達しており、今後大手仮想通貨取引所への上場が期待されている。

Solaxyは、今後のアルトコイン市場の新たな主役になる可能性を秘めている。

リップルの法的問題が解決し、関連ETFや新興プロジェクトにも資金流入が見込まれる中、アルトコイン市場はさらに活況を呈しそうだ。

Solaxyの公式サイトを見る

著者: 峯 竜也

暗号資産とブロックチェーン技術に特化したジャーナリスト。業界の最新動向や市場分析を発信。技術的な深掘りから初心者向けガイドまで、幅広い読者に向けたコンテンツ制作を得意とする。