リップルが年内に4ドル到達へ｜新たなアルトコインにも注目

暗号資産（仮想通貨）リップル（XRP）は16日、前月比15.94%下落の2.72ドルで取引を終えた。一方で中央銀行との提携拡大により、アルトコインの価格上昇へ期待が高まっている。

中央銀行との提携拡大

リップル社は近年、10の中央銀行とCBDC（中央銀行デジタル通貨）開発で提携を進めている。各国の中央銀行デジタル通貨の採用加速により、XRPの需要拡大が期待される。

たとえば、ジョージアの銀行がコロンビアへ送金する際、XRPを介することで手数料やコストを大幅に削減できる。

特に日本では、約80%の銀行がXRPをシステムに統合する計画があるとされ、取引速度の向上とコスト削減が見込まれている。

ソラナ（SOL）初のレイヤー2ソリューションとして注目を集めるSolaxy（SOLX）は、ネットワークの混雑やトランザクション失敗といった課題の解決を目指す。

トランザクションをオフチェーンで処理し、バッチ処理後にソラナチェーンで決済する方式を採用することで、ネットワークのダウンタイム解消を図る。

現在のプレセール価格は0.001636ドルで、すでに2100万ドル以上を調達。イーサリアムとソラナのマルチチェーン対応により、双方のブロックチェーンの利点を活用できる点が特徴だ。

Bitcoin Bull（BTCBULL）は、ビットコインの価格上昇に連動して報酬を提供する新しいアルトコイン。ビットコイン価格が一定の水準に達するごとにトークンバーンを実施し、25万ドル到達時には大規模なエアドロップを予定している。

現在の価格は0.00236ドルで、マーケティングに40%、開発基金に15%、ステーキング報酬に10%の資金を配分。長期保有者への還元を重視した設計となっている。

Best Wallet Token（BEST）は、従来の仮想通貨ウォレットが抱える課題を解決する次世代プラットフォームのトークン。メタマスク（MetaMask）などの既存ウォレットからの移行を促進し、より安全で使いやすい取引環境の実現を目指す。

0.023975ドルでの購入が可能で、取引手数料の最大90%削減や新規プロジェクトへの優先アクセス権を提供。月間成長率50%を超える急成長により、2026年末までにウォレット市場シェア40%の獲得を目標としている。

中央銀行デジタル通貨の採用拡大により、XRPをはじめとするアルトコインの普及も加速する見込み。2030年までにブロックチェーン資産に関する法的枠組みの整備が進むことで、機関投資家や大企業からの資金流入も期待される。

リップルの国際送金ネットワークは、従来の金融システムに革新をもたらす可能性を秘めている。

アルトコイン市場でも、革新的な技術や持続可能なトークノミクスを備えたプロジェクトが台頭しており、仮想通貨市場全体の発展が期待される。