米国の株式市場であるNASDAQ(ナスダック)総合指数は5月1日、大幅に上昇して取引を終えた。
この日のナスダックは前日比1.52%高の17,710.74ポイントで引け、ここ数週間で最大の日中の上げ幅と上昇率を記録した。
この上昇は、大手ハイテク企業のMicrosoft(マイクロソフト)とMeta Platforms(メタ・プラットフォームズ)が予想を上回る好決算を発表したことが主な要因である。
ハイテク大手の好決算が市場を牽引
マイクロソフトは第3四半期(1-3月期)決算で市場予想を上回る業績を報告した。
同社幹部は、人工知能(AI)とクラウドサービスの成長を支えるため、データセンターへの投資を拡大していると強調した。
これを受けてマイクロソフトの株価は7.6%上昇し、ナスダック全体の押し上げに大きく貢献した。
一方、メタ・プラットフォームズも第1四半期決算で予想を上回る売上高を計上した。
同社のマーク・ザッカーバーグCEOは、マクロ経済の不確実性に対応できる態勢が整っていると述べた。
広告収入の底堅さが示された形だ。
AIへの期待感が経済懸念を払拭する
市場では、米中間の貿易摩擦や経済縮小(第1四半期のGDPは0.3%減少し、3年ぶりのマイナス成長)への懸念も存在した。
しかし、投資家はAIの成長可能性をより重視したようだ。
「AIは事業拡大に不可欠な要素」との見方が広がり、関連銘柄への投資意欲が経済への不安感を上回った。
この動きは、より広範な市場にも波及している。
S&P500も0.63%上昇して5,604.14ポイントとなった。
特に情報技術セクターは2%以上の上昇を見せ、市場全体を超えるパフォーマンスを示した。
アナリストは、AI関連株は他の株と比較して貿易戦争のリスクの影響を受けにくい可能性があると指摘しており、これも投資家の楽観的な見方を後押しした要因と考えられる。
仮想通貨1000倍の期待高まる公式ビットコインミームコイン
このような市場環境の変化は、投資家の関心を多様化させている。
従来の株式市場だけでなく、仮想通貨市場にも新たな動きが見られる。
特に、市場全体の投資家感情を反映しやすいビットコインの価格動向は、多くの投資家にとって重要な指標となっている。
こうした中、ビットコインの価格変動に直接連動する形で設計された新しい仮想通貨が登場し、注目を集めている。
イーサリアムブロックチェーン上で発行された「BTC Bull Token(BTCBULL)」である。
このトークンは「公式ビットコインミームコイン」と位置付けられ、ビットコインを直接保有することなく、その価格上昇から恩恵を受ける機会を提供する。
BTCBULLのユニークな点は、ビットコインが特定の価格目標に到達するたびに、トークンの一部を焼却(バーン)したり、保有者にビットコインをエアドロップする仕組みを取り入れていることだ。
焼却によるBTCBULLトークンの希少価値を高めるとともに、長期保有者へのインセンティブとなるよう設計されている。
そのため、将来的には仮想通貨1000倍銘柄になるポテンシャルがあるとして、投資家からの注目を集めている。
現在、年率換算で700%を超える高い利回りが期待できるステーキングプログラムも提供されており、保有を続ける動機付けとなっている。
ビットコインの将来的な価格上昇に対する期待感が根強い中、その値動きと連動するBTCBULLのような資産は、ポートフォリオの多様化を考える投資家にとって、新たな選択肢となっている。