ゲームストップ、5億ドル超のビットコイン購入を発表

私たちを信頼する理由
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企業の仮想通貨投資戦略を表現するデジタル画面とビットコインシンボル

米ビデオゲーム・家電量販店GameStop(ゲームストップ)は28日、4710BTC(5億1200万ドル、約737億円相当)の購入を発表した

GameStop初の仮想通貨投資

今回の購入は、同社にとって初の暗号資産(仮想通貨)投資となる。

GameStopは2月に理事会でビットコインを財務準備資産に加える投資方針の更新を承認しており、今回の大規模購入はその戦略の具体的な実行として位置づけられる。

同社の発表によると、購入したビットコインは長期的な価値保存手段として保有する方針だ。

この決定は、インフレヘッジや資産分散の観点から、従来の現金保有に加えてデジタル資産を財務ポートフォリオに組み入れる企業戦略の一環とされている。

企業のビットコイン採用が加速

GameStopの今回の動きは、米企業によるビットコイン採用トレンドの拡大を示している。

テスラやマイクロストラテジーといった先駆的企業に続き、小売業界でも仮想通貨長期保有を財務戦略に取り入れる動きが広がっている。

市場関係者は、GameStopのような知名度の高い企業による大規模なビットコイン購入が、他の企業にも同様の投資判断を促す可能性があると指摘している。

特に、デジタル資産への関心が高まる中で、企業の財務多様化戦略として仮想通貨投資が注目されている。

著者: 峯 竜也

暗号資産とブロックチェーン技術に特化したジャーナリスト。業界の最新動向や市場分析を発信。技術的な深掘りから初心者向けガイドまで、幅広い読者に向けたコンテンツ制作を得意とする。