イーサリアム（ETH）の共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏は5日、イーサリアムのネットワーク設計において、単純化への回帰を呼びかける考えを示した。
ブテリン氏は、イーサリアムが今後5年以内にビットコイン（BTC）と同程度に単純になることを目指すべきだと提言した。
同氏は、単純化によってプロトコルの理解が容易になり、開発コストの削減やセキュリティリスクの最小化、インフラの合理化につながると主張している。
このメッセージは、プルーフ・オブ・ステーク（PoS）への移行やzk-SNARK技術の統合といった最近の技術的アップグレードにもかかわらず、イーサリアムが複雑性の増大や開発者の肥大化に対する批判に直面している時期に発せられた。
ブテリン氏は、過去のイーサリアムの選択の一部が、実用性や持続可能性を犠牲にして理論上の利益を追求した可能性があることを認めた。
低迷が続くイーサリアムの価格予測
イーサリアム価格は過去24時間で1%以上下落し、1,817ドル（約26万2000円）で取引されている。
取引高は11%増の100億ドル（約1兆4400億円）に達した。
イーサリアム価格はここ数カ月で大幅に下落し、2024年後半の4,000ドル（約57万6000円）超の高値から現在の水準まで落ち込んでいる。
一方で最近の1,700ドル（約24万5000円）から1,800ドル（約25万9000円）付近の主要なサポートライン近くでの安定化は、トレンド転換の兆候を探るトレーダーやアナリストの注目を集めている。
テクニカル分析では、ETH/USDTの日足チャートはこの不確実性を反映している。
2024年12月後半に一時4,100ドル（約59万円）近くまで上昇した後、イーサリアムは下落トレンドに入り、トレンドライン内で高値と安値を切り下げてきた。
同トークンは2025年初頭に主要なサポートラインを割り込み、1,800ドル（約25万9000円）の領域を複数回試している。
最近のイーサリアムの価格動向は、この水準のすぐ上で横ばいの動きとなっている。
注目すべきは、2,000ドル（約28万8000円）付近の反発が依然として強いことで、この水準を上抜ければ市場心理の変化を示す可能性がある。
相対力指数（RSI）は現在55.6付近で推移しており、中程度の強気の勢いを示唆しているが、転換を確認するには十分な強さではない。
アナリストは、ETHがレジスタンスゾーンを決定的に上回り、弱気局面を脱するまで慎重な姿勢を崩していない。
短期的には、イーサリアムは1,600ドル（約23万円）ゾーンへの回帰を避けるためにサポートラインを維持する必要がある。
2,000ドル（約28万8000円）を持続的に上回れば、さらなる回復への道が開かれる可能性がある。
しかし、市場心理やネットワーク設計の明確性に根本的な変化が見られない限り、イーサリアムの価格は保ち合いを続けるか、下落トレンドを継続する可能性がある。
新しい仮想通貨BTCBULL、プレセールで7億6300万円突破
イーサリアムが重要な2,000ドル（約28万8000円）のレジスタンスラインの突破に苦戦する中、ビットコインに着想を得た新しい仮想通貨、BTC Bull Token（BTCBULL）が急速に成長するプレセールで投資家の注目を集めている。すでに530万ドル（約7億6300万円）以上を調達した。
BTCBULLは、高いステーキング報酬と、ビットコインの価格上昇に直接連動したBTCのエアドロップを実施することで、暗号資産（仮想通貨）分野で最も注目されるプレセールの1つとなっている。
同トークンは、ビットコインが最終的に100万ドルに達する可能性があるという信念に基づいて構築され、その過程でトークン保有者に報酬を与える。
このプロジェクトは、ビットコインが15万ドル（約2160万円）に達した時点で最初のエアドロップを開始し、その後ビットコイン価格が5万ドル（約720万円）上昇するごとに追加のエアドロップを行う計画だ。
さらにビットコインが12万5000ドル（約1800万円）を超えた後、2万5000ドル（約360万円）のマイルストーンを超えるたびに供給量を減らすデフレ的なバーン（焼却）が行われる。
これは長期的なトークンの価格上昇を意図したアプローチである。
年間77%というステーキング報酬によって投資家の関心はさらに高まり、すでに13億以上のトークンがステーキングされている。
BTCBULLトークンは現在0.002495ドル（約0.36円）で購入可能で、プロジェクトの公式サイトを通じて仮想通貨またはクレジットカードで購入できる。
