ビットコイン(BTC)は5月、11万ドル(約1,584万円)を突破し、暗号資産(仮想通貨)市場全体を活気づけている。
この急騰を受けて、個人・機関投資家の新たな参入が目立ち、市場には次の強気相場への期待感が広がっている。
BTC11万ドル突破で市場活性化
11万ドル(約1,584万円)は長らく心理的な壁とされてきたが、これを順調に突破したことで多くの投資家がさらなる上昇に前向きな見方を持っている。
5月19日には米大手銀行のJPモルガン・チェースが顧客にビットコインの購入と口座明細表示を許可し、金融機関の関与が拡大している。
さらに、複数の米州ではビットコイン準備金保有に関する法整備も進むなど、流動性拡大への期待感も高まっている。
あるアナリストは、ビットコインが2025年に13万8,500ドル(約1,989万円)へ到達する可能性を指摘。
機関投資家による流入や供給減、世界的な金融環境の改善が理由に挙げられている。
こうした中、次の強気サイクルにおいて高いリターンが狙える仮想通貨 おすすめ銘柄に関心が集まっている。
BTC Bull Token
まず注目されるのがBTC Bull Token(BTCBULL)だ。
同トークンは、ビットコイン価格上昇の恩恵を直接受けられる新たなミームコインで、募集開始から既に約600万ドル(約8億6,400万円)を集めている。
BTC Bull Tokenはビットコインが15万ドル(約2,160万円)、20万ドル(約2,880万円)などの節目を超えるごとに、保有量に応じてBTCのエアドロップが行われる。
また、12万5,000ドル(約1,800万円)や17万5,000ドル(約2,520万円)、22万5,000ドル(約3,240万円)などではトークンのバーン(焼却)も実施されるため、需給バランスの変化による値上がりも期待されている。
現在はトークンセール期間中で、年率68%のステーキングも可能だ。
Best Wallet Token
次にBest Wallet Token(BEST)である。
Best Walletは60以上のブロックチェーンを横断して数百種のトークンを管理できるマルチチェーン型の仮想通貨ウォレットだ。
使いやすいモバイルUIを強みに、利用者はビットコインからソラナ、小規模銘柄まで資産を集中的に管理・運用できる。
BESTのトークンセール調達額は約1,250万ドル(約18億円)を超え、注目度が高い。
同ウォレットの「Upcoming Tokens」機能では将来有望な新規トークンへの優先購入権を得られる。
その他の仮想通貨 おすすめ銘柄
続いてソラナ(SOL)は、1秒あたり数千件の高速処理と低コストなど技術的優位性から高評価を得ている。
直近では1か月間で95ドル(約13,680円)から184ドル(約26,490円)まで上昇し、強気転換を示している。
現状は米国証券取引委員会(SEC)による現物ソラナETF承認への期待もあり、市場関係者からの評価が高まっている。
アーベ(AAVE)は分散型金融(DeFi)を代表するプロトコルで、ユーザーは仲介者を通さず仮想通貨の貸借や運用が可能だ。
2025年前半の低迷を乗り越え、直近は約260ドル(約37,440円)まで値を戻し、1か月で90%、1年で200%の上昇となっている。
TVL(預かり資産総額)は240億ドル(約3兆4,560億円)に急拡大しており、回復の象徴とされる。
リップル(XRP)は、XRP Ledgerを基盤に国際送金の高速・低コスト化を実現するなどして注目を集めてきた。
2020年末からSECとの法的係争を続けてきたが、2025年3月の和解により規制環境が改善。
リップルは足元で2ドル(約288円)を突破、直近1年間で3倍以上に伸びている。
世界有数のデリバティブ取引所運営会社であるCMEグループによるリップル先物上場や各金融機関との新規提携を背景に、今後の成長余地が注目されている。
仮想通貨市場の今後とリスク
ビットコインの強気相場と機関投資家の参入は、市場全体の押し上げ要因となっている。
一方で、今後も価格変動リスクや規制の影響があるため、情報収集が重要だ。
今回紹介した5つの銘柄は2025年の強気市場において特に注目されており、各プロジェクトの用途や仕組み、運用体制を十分に理解することがポイントだ。
現時点では市場の変動や新たな政策動向を注視しながら、慎重に判断を下す姿勢が求められる。