ブラジルの証券取引委員会(CVM)は18日、世界初のリップル(XRP)現物上場投資信託(ETF:株式市場で暗号資産に対し投機可能な金融商品)を承認した。また、ブラジル国内で他のETFへの注目度も高まっている。
今回の承認は、暗号資産(仮想通貨)市場に好意的な反応をもたらした。XRPの価格は過去48時間で堅実な上昇を見せている。
XRPがETF承認でさらなる注目を集める
今回承認されたETFは「Hashdex NASDAQ XRPインデックスファンド」として知られている。 2024年12月10日に設立され、B3で取引が開始され、証券会社のGenial Investimentosが管理する。
投資家は実際にXRPを保有することなく、株式市場で仮想通貨の価格に連動した投機が可能となる。 暗号ウォレットを使用しなくても投資できるため、参入障壁が下がる。
ただし、ETFの公開日は未定であり、決定次第発表される。
XRPと他仮想通貨にとっての大きな勝利
最初のXRP現物ETF承認は、リップルの世界的急成長に寄与する重要な出来事だ。
リップルは10の中央銀行と提携し、各国の中央銀行デジタル通貨(CBDC:各国中央銀行が発行するデジタル通貨)開発を支援している。
また、CVMの承認は米国で審査中の他のXRP ETFの承認を促進する可能性がある。 ブラジル証券取引所への上場によりXRPの価格は上昇している。
執筆時点でXRPは2.69ドル(約404円)となり、2月3日の2.12ドル(約318円)から回復した。
XRPの承認は新興アルトコインにとっても好ましい兆し
今回のXRP現物ETFはブラジルで唯一のものではなく、ソラナには2つのETFが存在する。
1つはQR Assetが提供し、もう1つはHashdexが運営している。 HashdexはXRP、ビットコイン(BTC)およびイーサリアム(ETH)のファンドも管理しており、両方のSOL ETFは2024年8月に承認された。 QR AssetのETFは上場時に275万ドル(約4億1250万円)を調達した。
2番目のSOL ETFは運用準備中であり、両ファンドの取引開始によりSOLの認知度と価値が向上するだろう。 SOLの普及は、ミームコイン全体に利益をもたらす。
特にSolaxy(SOLX)にとっては好材料。 Solaxyはソラナ(SOL)上のレイヤー2ブロックチェーンで、取引の失敗やネットワーク混雑を解消する仕組みだ。 ロールアップテクノロジーを用いて取引をまとめオフチェーンで処理することで、効率性が向上する。
また、Solaxyはソラナで取引を最終確定し、ブロックチェーンの優れたセキュリティを引き継ぐ仕組みだ。
SOLXトークンは現在プレセール中であり、ブラジル証券取引所でSOLが取引開始される前に、プロジェクトへ投資できる。 これまでにプロジェクトは2240万ドル(約33億6000万円)を調達している。
投資家は仮想通貨ウォレットを用意し、Solaxyのウェブサイトにあるプレセールウィジェットに接続する。 次いで暗号資産または法定通貨でSOLXを購入し、プレセール終了後にトークンを受け取ることになる。
さらにSOLXを一定期間ステーキングウォレットにロックすることで、APY181%のパッシブインカムを得ることができる。
SOLXの価格は手頃であり、1トークンは0.00164ドル(約0.246円)で取引されている。 なお、次回の価格上昇は10時間以内に予定されているため、早期購入が推奨される。 アルトコインへの投資、特にSOLXのような新規プロジェクトは高い利益を狙う上で有望な方法だ。 これにより、アルトコイン市場への注目がさらに高まるだろう。