マイクロストラテジーが584Mドル相当のビットコインを購入、大型取引が活発化

ビットコイン（BTC）価格は25日、前日比わずかに下落し、米国東部時間午前1時11分時点で86,576ドル（約1,299万円）で取引された。取引量は97%急増し、317億ドル（約4兆7,550億円）に達している。

この価格動向は、マイクロストラテジーが最近198万株を売却し、その収益で追加の6,911ビットコイン（BTC）を約5億8,400万ドル（約876億円）で購入したことと時を同じくしている。

マイクロストラテジーの積極的なビットコイン戦略

マイクロストラテジーの総ビットコイン保有量は現在506,137BTCとなり、その価値は約337億ドル（約5兆550億円）に達している。この積極的な戦略は、同社が追加のビットコイン取得のために最大210億ドル（約3兆1,500億円）を調達する計画を示していることからも、ビットコインへの長期保有的なコミットメントを強化している。

最新の購入とビットコインが85,000ドルを超えたことを受けて、マイクロストラテジーの株価（MSTR）は4%以上上昇した。

マウントゴックスの大規模なビットコイン移動

破産した暗号資産取引所マウントゴックスも、1ヶ月足らずで3回目となる大規模な取引で11,501ビットコインを移動させた。アーカム・インテリジェンスによると、この日本の取引所は893BTC（約7,800万ドル／約117億円）をマウントゴックスのコールドウォレット（1Jbez）に、そして10,608BTC（約9億2,900万ドル／約1,394億円）をマウントゴックスのチェンジウォレット（1DcoA）に送金した。

ビットコイン価格分析：上昇のシグナル

4時間足のBTCチャートでは、下降ウェッジパターンから上方ブレイクアウトが確認された。このパターンは一般的に強気の反転シグナルとされ、価格の上昇ポテンシャルを示唆している。

ブレイクアウトは売り圧力が弱まり、買い手が主導権を握りつつあることを示している。さらに、ビットコインは現在4時間足チャートの50単純移動平均線（84,472ドル）と200単純移動平均線（86,717ドル）を上回って推移しており、強気の見通しを裏付けている。

相対力指数（RSI）は57.56で、まだ買われすぎの領域には達していないものの、適度な強気のモメンタムを示している。

BTC価格予測と新たな投資機会

BTC/USDTチャート分析によると、下降ウェッジからのブレイクアウトと移動平均線およびRSIからの強気シグナルは、ビットコイン価格が上昇トレンドに入る可能性が高いことを示している。ビットコイン価格が200単純移動平均線を上回る水準を維持し、上昇トレンドを継続すれば、BTCは今後数日で90,000ドル〜96,000ドル（約1,350万円〜1,440万円）の範囲に到達する可能性がある。

一方で、投資家たちはBTC Bull Token（BTCBULL）と呼ばれる新しいビットコインテーマのミームコインに資金を投入している。このプロジェクトはプレセールを通じて既に400万ドル（約6億円）以上を調達しており、ビットコイン価格が特定のマイルストーンに到達した際にBTCエアドロップを提供することを約束している。

BTCBULLはビットコイン価格を100万ドルに押し上げることを目標としており、その過程で投資家に報酬を提供する仕組みとなっている。BTCBULLトークンの保有者は、ビットコインの価格が150,000ドルに達し、その後50,000ドルごとに上昇するたびにBTCのエアドロップを獲得できるという。