イーサリアムはビットコインに次ぐ時価総額を誇る暗号資産(仮想通貨)であり、スマートコントラクト機能を持つブロックチェーンプラットフォーム。2024年には現物ETFも承認され、投資先としても多くの注目を集めています。
本記事では2025年の最新情報をもとに、イーサリアム(ETH)の買い方・購入方法はもちろん、投資で役立つ基礎知識から安全な管理方法まで徹底解説します。
「イーサリアムはどこで買うのがおすすめ?」「イーサリアムの取引所のおすすめは?」と気になっている方は、ぜひ参考にしてください。
イーサリアムの買い方・始め方:初心者向けステップガイド
イーサリアムをこれから始める方向けに、購入の手順を分かりやすくご案内します。このサイトではイーサリアムだけでなく、仮想通貨の買い方全般で定評のあるBest Walletのご利用を推奨しています。仮想通貨取引所と比べてセキュリティが高く、購入と同時にご自身で管理できるウォレットで保有できるため、とても便利です。
楽天やメルカリでのイーサリアムの買い方よりもシンプルとなっています。
イーサリアムの買い方は、以下の4ステップで可能です。
- Best Walletの準備
- 初期設定を行う
- イーサリアムを探す
- 購入する
①:Best Walletの準備
最初に、Best Walletをご用意ください。Best Walletは間もなく利用者が100万人に達するほど、非常に人気の高いおすすめの仮想通貨ウォレットです。類似の偽アプリも考えられますので、当サイトにあるリンクからアクセスするようにしてください。
②:初期設定を行う
次に、初期設定を行います。まずは登録から始めましょう。メールアドレスのほか、GoogleやAppleのアカウントを使って登録できます。
その後、二段階認証の設定を行います。
電話番号認証を実施してください。
電話番号を入力すると、SMSなどで認証コードが届きますので、そちらを入力してください。
続いて、パスワードを設定します。これはアプリを開く際に毎回必要になります。
通知設定も済ませておきましょう。
最後に、リカバリーフレーズを作成します。これはウォレットを復元するために非常に重要な情報ですので、大切に保管してください。
これでBest Walletの準備は完了です。
③:イーサリアムを探す
イーサリアムウォレットであるBest Walletでイーサリアムを見つけるのは簡単です。アプリのトップ画面にある「Ethereum」のアイコンをタップするだけで購入画面に飛べます。
④:イーサリアムを購入する
購入画面では、購入する数量や支払い方法などを確認し、「Buy ETH」をクリックしてください。
クレジットカードで仮想通貨を購入する場合は、追加の手続きが必要になりますので、そちらを完了させてください。
イーサリアムとは?投資前に知っておきたい基礎知識
イーサリアムは、仮想通貨ETHをネイティブトークンとする分散型ブロックチェーンプラットフォームです。
ビットコインのブロックチェーンが抱える機能制限を解決するため、完全新規設計のブロックチェーン上にチューリング完全なスマートコントラクトと分散型アプリケーション(DApps)の実行環境を構築した点が特徴です。
証拠金の一部を担保に、より大きな金額でイーサリアムを売買できるレバレッジ取引なども可能ですが、特徴を知らずに投資をするのはリスクが高いため、ここでざっくりと把握しておきましょう。
- スマートコントラクトと分散型アプリケーション(DApps)
- プルーフ・オブ・ステーク(PoS)を持つ
- ガス料金とネットワーク手数料の仕組み
スマートコントラクトと分散型アプリケーション(DApps)
イーサリアムのスマートコントラクトは、ブロックチェーン上で契約条件を満たすと自動実行されるプログラムであり、分散型アプリケーションの基盤です。DAppsはブロックチェーンネットワーク上で動作し分散性を持ちます。原則としてオープンソースですが、一部プロプライエタリコードも存在します。
スマートコントラクトは不変ですが、プロキシ契約により機能アップグレードが可能です。トークン活用は一般的ですが必須ではなく、トークンレス設計のDAppsもあります。
プルーフ・オブ・ステーク(PoS)を持つ
2022年9月15日、イーサリアムはプルーフ・オブ・ワーク(PoW)から環境負荷の低いプルーフ・オブ・ステーク(PoS)へ移行する大型アップグレード「The Merge」を実施しました。PoSでは、バリデーターがETHを担保としてステーキングし、ネットワークのセキュリティを維持します。不正行為時には初期罰則として有効残高32ETHあたり1ETHが没収され、さらに相関ペナルティが適用されます。
相関ペナルティは他のバリデーターが同時に不正を行った場合に増加し、最大で全担保32ETHが没収される可能性があります。バリデーターはブロックの検証・提案を行い、ネットワークの安全性を確保します。
ガス料金とネットワーク手数料の仕組み
イーサリアムのガス代とは、ブロックチェーン上でトランザクション(取引)やスマートコントラクトの実行時に支払う手数料のことです。この手数料はETH(イーサ)で支払われ、ネットワークのセキュリティ維持やサイバー攻撃防止に寄与しています。
EIP-1559の導入後、ガス代は基本手数料と優先手数料から構成され、ユーザーが設定する最大手数料を超えない範囲で変動します。混雑時は高騰し、閑散時は安くなる仕組みです。
EIP-1559の導入により、基本手数料が全額「バーン」(消却)される仕組みとなり、手数料の予測可能性が向上しました。取引コストを抑えるには、ネットワークの混雑が少ない時間帯を選ぶことが効果的です。
イーサリアム購入後の安全な管理方法
イーサリアムの購入後には適切な保管が大切となります。
ここではまず、ウォレットにはどのような種類があるのかを理解していただき、その上で適切なウォレットを選ぶ基準、そしてウォレット運用の重要ポイントを解説していきます。
ウォレットの種類を理解する
イーサリアムウォレットはETH、ERC-20トークン、NFT等のデジタル資産を管理し、秘密鍵と公開鍵を保持するデジタルツールのこと。
主にハードウェアウォレットとソフトウェアウォレットが存在しています。
ハードウェアウォレット(コールドウォレット)は物理デバイスで秘密鍵をオフライン管理し、LedgerやTrezorが代表的です。トランザクション署名時に秘密鍵を外部に露出しませんが、マイクロコントローラーの脆弱性リスクがあります。
同じコールドウォレットとしてペーパーウォレットもありますが、物理的な損傷・紛失リスクがあり、現在では非推奨です。
ソフトウェアウォレット(ホットウォレット)には以下の種類があります。
- ブラウザ拡張型(例:MetaMask):デバイス内で署名しますが、2025年3月にはStilachiRATマルウェアによる秘密鍵搾取リスクが報告
- デスクトップ型(例:Exodus):2025年4月に偽装npmパッケージによるコード改ざん攻撃の対象
- ウェブ型(例:Coinbase Wallet):2025年3月に詐欺師が事前生成した回復フレーズを用いたフィッシング攻撃が発生
基本的にハードウェアウォレットよりもリスクが高くなるため、選び方がとても大事になります。
利便性と安全性を両立したウォレットを選択する
イーサリアムウォレットは、利用状況とリスク許容度で選択が重要です。2025年の人気ウォレットはLedger Flex(高セキュリティハードウェア、Ledger Live対応)、Trezor Safe 3(セキュリティチップ搭載もマイクロコントローラーに脆弱性報告あり)、MyEtherWallet(イーサリアム特化、秘密鍵自己管理)、Best Wallet(非カストディアル型、60以上のチェーン対応)です。
Best Walletは2025年推奨の次世代型ウォレットとされています。特徴として、アプリ内での購入・スワップ・ステーキング機能、BESTトークンによる手数料割引・仮想通貨プレセールの参加権、生体認証を含む多要素認証が挙げられます。新しい仮想通貨も多く取り扱っています。
セキュリティ対策の徹底が重要
イーサリアムを安全に管理するためには、適切なセキュリティ対策が不可欠です。投資を行う際は、以下の4つの点をぜひ意識してください。
イーサリアム投資で活用できる応用サービス
イーサリアムは単に保有するだけでなく、そのエコシステム内で様々なサービスを活用することでより多くの可能性が広がります。
- 分散型金融(DeFi)プラットフォームの活用
- ステーキングによる報酬獲得
- NFTの活用
分散型金融(DeFi)プラットフォームの活用
分散型金融(DeFi)は、中央集権的な金融機関を介さずに金融サービスを提供するシステムです。イーサリアム上で展開されるDeFiプラットフォームには以下のようなものがあります。
- 分散型取引所(DEX):Uniswap(汎用型)やCurve(ステーブルコイン特化)など、自動化された流動性プールを利用した取引プラットフォーム
- レンディングプラットフォーム:AaveやCompoundなど、仮想通貨を担保に借入/貸出が可能なサービス
- 保険サービス:Nexus Mutualなどのスマートコントラクトを利用したリスクヘッジ手段
- 合成資産:Synthetixなど、実物資産やミームコインの価格変動を追跡する派生商品を取引する仕組み
DeFiサービスを利用する際は、スマートコントラクトの脆弱性リスクやイーサリアムネットワークのガス料金変動を考慮することが重要です。各プラットフォームの仕組み(例:Curveのガバナンス投票によるプール追加)を理解した上での利用が推奨されます。
ステーキングによる報酬獲得
イーサリアムがPoSへ移行したことにより、32ETHを預けてバリデーターとしてノードを運営することで、ブロック提案や検証への参加報酬を得られます。32ETH未満の場合は、MetaMask Pooled StakingやLidoなどのプールサービスで少額参加が可能です。一部サービスは手軽さを提供しますが、バリデーターの集中によるネットワーク支配リスクが課題です。
ステーキング報酬は、ブロックの正当性を正確に検証し提案する条件下で付与され、オフライン状態になるとマイナーペナルティが発生します。リキッドステーキングは、ステーク中のETHをstETH(Lidoの場合)などの流動性トークンに変換しDeFi活用を可能にしますが、スマートコントラクトリスクを伴います。
プール型ステーキングサービスを利用する場合、ユーザー自身のノード稼働は不要ですが、報酬額はネットワーク全体のステーク量とバリデーターのパフォーマンスに依存し、長期運用時のETH価格変動リスクが存在します。
NFTの活用
非代替性トークン(NFT)はイーサリアム上で広く利用されている技術で、デジタルアートやコレクティブル、ゲーム内アイテムなど、唯一無二のデジタル資産を表現します。
NFTの主な活用方法には以下があります。
- デジタルアートの収集:アーティストが発行したデジタルアートを購入・収集する
- NFTゲーム内アイテム:ゲーム内で使用できるアイテムやキャラクターをNFTとして所有する
- メタバース内の土地:仮想世界内の土地や建物をNFTとして所有・取引する
- 会員証や入場券:特定のコミュニティへのアクセス権や、イベントの入場券をNFTとして発行する
NFT市場は2021年以降急速に成長しており、イーサリアムエコシステムの重要な一部となっています。ただし、市場の変動が大きいため、投資目的でNFTを購入する場合はリスクを十分理解することが必要です。
イーサリアム投資のリスクと注意点
イーサリアムへの投資には様々なリスクと注意点があります。投資判断を行う前に、これらのリスクを十分に理解しておきましょう。
スマートコントラクトの脆弱性とガス代の高騰
イーサリアムのスマートコントラクトはプログラムの不具合等によりハッキングの標的となり、2016年から2023年のDeFiハッキング被害総額は74億ドルに達しています。2021年8月のPoly Network事件では、クロスチェーン契約呼び出しの脆弱性を突かれ約6億1000万ドルが流出しました。主な攻撃はリエントランシーやフロントランニングなど多岐にわたります。リスク軽減には監査済みプロジェクトの利用が重要です。
また、ネットワーク混雑時のガス料金高騰も課題であり、少額取引では手数料が取引額を上回る場合があります。
2021年以来、過去最高値に達していない
イーサリアム価格は変動が激しく、2021年11月の過去最高値2021年11月の過去最高値69万7738円には2025年も届いていません。イーサリアム価格は2024年12月のFRBタカ派姿勢により下落し、2025年初頭のマクロ経済要因による変動もあり、不安定です。2月22日にはBybitから約14億ドル相当の40万1346 ETHが流出するハッキング事件も価格に影響しています。
価格変動は投資リスクとなるため、長期視点での投資判断や分散投資等のリスク管理が重要です。
クジラ(大口保有者)による売却とイーサリアム財団の問題
2025年、イーサリアム価格が2000ドル以下で停滞する中、10万~100万ETH保有の「クジラ」が約119万ETH(18億ドル相当)を過去3日間で売却し、市場心理に下押し圧力をかける事態が発生しました。このような大口保有者による売却事例が頻発しており、売り圧力が高まっています。
イーサリアム財団は、2024年10月時点で資産が39%減少し約9億7000万ドルとなり、組織運営への批判も出ています。ヴィタリック・ブテリン氏は2025年1月に明らかにした組織再編プロセスについて言及しましたが、中心化への懸疑が一部で提起されています。
さらに、 リド創業者による「第2財団」が2025年1月24日に正式に設立され、エコシステム内の競争と選択肢増加が期待される一方で、イーサリアムのガバナンスと将来の方向性に不確実性をもたらしています。
イーサリアム購入を検討する際には、イーサリアムそのものや財団に対する風向きも意識すると良いでしょう。
まとめ
イーサリアムはスマートコントラクトとDAppsを可能にする革新的なブロックチェーンで、2025年現在DeFiで圧倒的なTVL(総預かり資産)を維持しつつも、NFT市場は前年比63%縮小するなど仮想通貨市場で複雑な位置付けです。投資検討には、ガス料金などの基礎知識が重要です。
セキュリティでは、リカバリーフレーズ保管や二要素認証が推奨されます。DeFiエコシステム(TVL512億ドル超)やステーキングの活用が価値向上に寄与します。一方、スマートコントラクト脆弱性や過去の高ガス料金事例(現状は低水準)などのリスク理解も不可欠です。
もしイーサリアム以上の利回りを求める場合は、ぜひ1000倍仮想通貨の記事も参考にしてみてください。