ローンチパッドとは、新しい仮想通貨を上場前の限定セールの段階で、割引価格で購入することができるプラットフォームのこと。近年数多くのミームコインがローンチパッド上で誕生し、一部は大きな値上がりをして話題になっています。
そこで本記事ではおすすめの仮想通貨ローンチパッドや特徴、利用する上でのメリット・デメリットまで解説していきます。日本国内で利用できるローンチパッドではBybitが有名ですが、2025年段階では格段に使いやすい最新ローンチパッドBest Walletが登場しているため、そちらの解説も参考にしてみてください。
おすすめのローンチパッド一覧
早速ですが、おすすめのローンチパッド一覧をご紹介。日本国内でよく利用されているものはBest WalletとBybitのローンチパッドになります。
- Best Wallet(ベストウォレット):ローンチパッドを内蔵した仮想通貨ウォレット。初心者にも使いやすいUI/UXで、簡単に限定セールに参加可能
- Bybitローンチパッド:仮想通貨MNT(マントル)またはUSDT(テザー)を使用してローンチパッドに参加可能。厳選されたプロジェクトが特徴
- MEXCローンチパッド:基軸通貨MXトークン保有者向けにローンチパッドが提供される。エアドロップや特典が豊富で、高い利回りのプロジェクトを排出してきた実績あり
- Binanceローンチパッド:世界最大の取引所のローンチパッド。基軸通貨BNBの保有量に応じてトークンを購入可能。流動性が高くプロジェクトの信頼性が高い
①:Best Wallet(ベストウォレット)
Best Wallet(ベストウォレット)は画期的な機能と使いやすさで多くの投資家から支持を得ている、ローンチパッド機能を持つ仮想通貨ウォレットです。Best WalletのネイティブトークンであるBESTの先行セールは900万ドルを突破し、毎月多くのユーザーが新規にダウンロードしています。
以下の機能により、Best Walletは仮想通貨ウォレットとしてだけでなく、ローンチパッドとしても愛用されています。
- Upcoming Tokens:安全性が確認された注目の新規トークンを、アプリ内で直接購入可能。Pepe UnchainedやIDO仮想通貨の実績あり
- 手数料割引機能:基軸通貨BESTを保有することで、取引手数料を大幅に削減可能
- 最高の安全性:Fireblocks MPC-CMP技術を採用し、メタマスクを超える堅牢性を持つ
Best Walletは仮想通貨取引における小難しい操作を一掃するために設計されているため、全ての操作を直感的に行うことができます。
またBybitなどの取引所内のウォレットと違って秘密鍵を自己保管するタイプのウォレットとなっています。そのためユーザーが完全に資産を管理でき、中央集権型取引所のあらゆるリスク(倒産、ハッキングなど)を回避できます。
加えて、基軸通貨であるBESTトークンの保有者には、ガバナンス権、高いステーキング報酬、取引手数料の割引などの特典があり、エコシステム全体で恩恵を受けることができます。BEST自体もBest Walletのローンチパッド機能であるUpcoming Tokensから購入可能です。
初めて仮想通貨のローンチパッドを触る人には、まずはBest Walletから始めて見ることをおすすめします。
②:Bybitローンチパッド
Bybitローンチパッドは、仮想通貨取引所Bybitが提供するトークン発行プラットフォームです。2018年に設立されたBybitはデリバティブ取引に強みを持つ取引所として日本でも知られていますが、ローンチパッドサービスを通じて新たな価値を提供しています。
Bybitローンチパッドでは、大手取引所であるBybitが厳選したプレセール仮想通貨のみを一般公開前に購入できるため、早期参加のメリットを安全に享受できます。
参加方法として、仮想通貨MNT(マントル)またはUSDT(テザー)を使用する2つの選択肢があり、ユーザーのニーズに合わせて選択できます。
Bybitローンチパッドの主要な利点は以下の通りです。
- 厳選されたプロジェクト:Bybitのチームが徹底的な審査を行い、高い潜在性を持つプロジェクトのみを選定。これにより投資リスクの軽減が期待できる
- 透明性の高い参加プロセス:スナップショット期間、抽選期間、配布期間、ローンチ期間の4段階で構成され、各段階の詳細が明確に提示される
- 多様な参加オプション:MNTを定期的に一定額を支払う形式とUSDTを使用したくじ引き方式の2つの参加方法があり、ユーザーの好みに応じて選択できる
Bybitローンチパッドは新興プロジェクトへの投資機会を求める投資家と、IEOでの資金調達を目指す開発者をつなぐ重要な役割を果たしています。Bybitの強固なセキュリティ対策と豊富な取引機能と組み合わせることで、ユーザーは安全かつ効率的に新しい仮想通貨への投資を行うことができます。
③:MEXCローンチパッド
MEXCローンチパッドは、仮想通貨取引所MEXCが提供するプラットフォームです。MEXCが精選した新興仮想通貨が多数掲載されており、投資家には魅力的な新規トークンへの早期アクセスを可能にします。
MEXCは2018年に設立され、170カ国以上で1000万人以上のユーザーを抱える大手取引所として日本でも一定の知名度を持つ取引所です。
そんなMEXCローンチパッドの主な特徴は以下の通り。
- プロジェクト数:毎月100以上の新規プロジェクトを提供し、投資家に多様な選択肢を与えている。厳格な審査プロセスにより、質の高いプロジェクトのみが多数
- エアドロップ機会:基軸通貨であるMXトークン保有者は300以上の仮想通貨エアドロップを受け取る機会がある。これにより新規プロジェクトに低リスクで参加可能
- 高い成長率:過去には1000倍の価値になった仮想通貨プロジェクトもあり、高いリターンの可能性がある
MEXCローンチパッドに参加するには、基軸通貨である1000MXトークンを最低1000枚、30日間保有する必要があります。その後ノンロックアップイベントにMXトークンを預け入れることで、プロジェクトのエアドロップに参加できます。預けるMXトークンが多いほど、より多くのエアドロップを受け取ることができます。
MEXCはローンチパッド以外にも、スポット取引、先物取引、マージン取引など、幅広い取引サービスを提供しています。低手数料と高流動性が特徴で、初心者から上級者まで幅広いトレーダーに支持されています。
④:Binanceローンチパッド
Binanceは世界最大級の仮想通貨取引所であり、ローンチパッドも展開しています。その信頼性と実績を背景に、厳選されたプロジェクトがBinanceローンチパッドでは限定公開されています。
Binanceローンチパッドの利点は以下の通り。
- Binance精選のプロジェクト:世界最大級のバイナンスが精査しているため、プロジェクトの確度は高い傾向
- 安全性と信頼性:Binanceがプロジェクトを厳選しているため、詐欺や技術的な問題のリスクを軽減できる
- 高い流動性:Binanceは最多のユーザー数を抱えているため、トークン上場後の高い流動性が確保できる
Binanceはビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)を含む350以上の仮想通貨の取引をサポートしています。現物取引、先物取引、証拠金取引などの多様な取引オプションを提供し、初心者から上級トレーダーまで対応しています。
セキュリティ対策にも力を入れており、二段階認証やコールドウォレットを採用してユーザーの資産を保護しています。
ただし、2023年12月1日より日本居住者はBinanceローンチパッドが使用不可となっているため、利用可能なのは日本国外に居住している方のみです。
ローンチパッドとは?
ローンチパッドは従来の取引所での購入とは異なり、新規上場予定の仮想通貨を公式上場前に安価で入手できるサービスの事を指します。
ローンチパッドは以下のように、プロジェクト運営側と投資家両方にとってWin-Winとなる仕組みになっています。
- 投資家側:上場前の割安価格でトークンを購入でき、上場後の価格上昇による利益を期待できる
- プロジェクト側:効率的に資金を調達し、トークンの流通を促進できる
従来の仮想通貨ICO(Initial Coin Offering)と比較すると、ローンチパッドは取引所が仲介役となるため、当たりプロジェクトである確率が高まっています。また厳格な審査プロセスを経ているため、投資家にとってより安全な投資環境が提供されています。
ローンチパッドへの参加には通常、特定の条件(例:一定量のプラットフォームトークンの保有)を満たす必要がありますが、一方でBest Walletのようにアプリを持っているだけで参加できる敷居の低いものも存在します。
ローンチパッドの流れ
ここではローンチパッドで投資する際のおおまかな流れを、利用者の多いBybitを例に解説します。Bybitローンチパッドは、新規プロジェクトのトークン販売を4つの段階で実施します。
全体の流れと各段階の概要は以下の通り。
- スナップショット期間:ユーザーのMNTまたはUSDT残高を定期的に記録し、参加資格を決定する
- 抽選期間:参加者はMNTまたはUSDTを預け入れ、新トークンの割り当てを申し込む
- 配布期間:抽選結果に応じて新トークンが参加者に分配。割り当て量は預け入れ額や抽選結果に基づく
- ローンチ:新トークンが取引所に上場され、一般取引が開始される
踏まえておきたい点として、ローンチパッドで投資するには基軸通貨やUSDTなどを一定期間保有、預け入れする必要があります。日本国内でステーブルコインであるUSDTを調達するのは初心者には難しいため、この後説明するローンチパッドの参加方法では、Best Walletを使った方法をご紹介します。
ローンチパッドのやり方、参加方法
イーサリアムウォレットであるBest Walletのローンチパッドでは特定通貨を保有・預け入れしなくても良いため、初心者でも簡単に限定セールに参加できます。
以下の流れに沿うことで簡単にローンチパッドから投資が可能です。
- アプリをダウンロードし、初期設定
- アプリ内の「Upcoming Tokens」機能へ
- トークンを購入
- トークンを受け取る
①:アプリをダウンロードし、初期設定
まずはBest Walletアプリをダウンロードし、初期設定を行います。偽アプリをダウンロードするリスクを減らすためにも、必ずこのサイト上のリンクからダウンロードしてください。
その後以下の流れで設定を行います。
- メールアドレスを入力し、認証コードを受け取る
- 二段階認証(2FA)や強力なパスワード、PINコードを設定
- 生体認証(指紋認証や顔認証)を有効にする
- シードフレーズの保管
初期設定はBybitローンチパッドなどと異なり約5分で完了し、本人確認なしで取引所兼ウォレットとして利用可能になります。設定完了後、ホーム画面から仮想通貨の購入、保管、送金、スワップなどの機能を利用できるようになります。
②:アプリ内の「Upcoming Tokens」機能へ
アプリのトップ画面に「Upcoming Tokens」というタブがあるので、そこから任意のアルトコインを選択してください。
Upcoming Tokensで確認できる情報は以下の通り。
- 価格上昇までの残り時間
- プロジェクトのロードマップやトークノミクス
- 先行セールの現在の段階と価格
- 先行セール終了後のトークン受け取り方法に関する通知
- ホワイトペーパー
情報を確認したら、「Buy Now」ボタンをタップしてください。
③:トークンを購入
購入画面に入ったらまずカード決済か、仮想通貨決済かを選択し、欲しい金額を入力。
購入してそのままステーキングし受動収入を得る場合は「Buy&Stake」をタップ。トークンのみを一旦購入する場合は「Buy」ボタンをクリックしてください。
④:トークンを受け取る
先行セールで購入したトークンは、セール終了後に請求できるようになります。
Best Wallet v2.4.5からはUpcoming Tokens内で直接トークンを請求できるようになり、メール通知機能もあります。しかしセールの公式Xを追うなどしていつセールが終了するのか、いつから請求開始するのかを自分でも追っておくようにするのが、見逃しがなく安全でしょう。
ローンチパッドを利用するメリット
ここではローンチパッドを利用して先行セールに参加するメリットを紹介します。
大きな値上がり益を得られる可能性
ローンチパッドに参加することで、投資家は新規仮想通貨プロジェクトの初期段階から参加できるため、大きな値上がり益を得られる可能性を秘めています。プロジェクトが成功すれば、初期投資額が数倍から数十倍に膨らむケースも珍しくありません。
ローンチパッドを通じて一般公開されたプロジェクトでは、以下のような成功例が見られます。
- Pepe Unchained(PEPU):Best WalletローンチパッドからUniswap(ユニスワップ)に上場後、24時間以内に400%以上の価格上昇を記録
- Arkham(ARKM):Binanceローンチパッドで上場し、23倍の価格上昇を達成
- Realy(REAL):Unreal Engine 4を活用した3DのNFTプロジェクトで、Bybitローンチパッドでの販売価格から大幅に上昇し、最大で28倍の価格上昇を記録
既に時価総額が大きくなってしまったビットコインは今後、短期間でここまで急騰することはないでしょう。草コインの段階から早期投資することで、短期間で大きな値上がり益を得られる可能性があるのはローンチパッドの魅力と言えます。
日本では仮想通貨の分離課税をいつから始めるか議論がされているため、ローンチパッドで大きく稼いでも、税負担が小さくなる可能性があるのはポジティブな流れと言えるでしょう。
高いセキュリティと透明性がある
ローンチパッドを利用することで、安全に先行セールに投資できるのは大きなメリットです。人気のトークンには偽サイトなどが出現することが多く、仮想通貨投資初心者が危険なサイトに接続することも多々有りました。しかしローンチパッドに掲載されているプロジェクトは基本的にセキュリティ監査が入っており、安心して投資することができます。
Best WalletのUpcoming Tokens内のプロジェクトも、全てSolidProofやCoinsultの監査を経ているため、安心して利用することができます。
例えば以下はSolaxyというプロジェクトに関するCoinsultの監査証明ページになります。
ローンチパッド利用の注意点・デメリット
ローンチパッドを利用する際には、デメリットや注意点も把握しておく必要があるので、解説します。
暴落する可能性も視野に入れておく
ローンチパッドを利用する際には、価格が上場後に急変する点には注意しておく必要があります。以下の有名トークンも話題になったものの、その後価格が急落しています。
- AI16Z(ai16z):AIエージェント仮想通貨。2025年1月には価格が約2.5ドルまで急騰したが、その後下降トレンドを形成し、2025年2月には0.3ドルまで急落
- MOODENG(Moo Deng):ローンチパッドPump.funで発行後、2024年9月に主要な海外取引所に上場。一時1300%の急激な価格上昇を見せたが、その後下落に転じ2025年2月は最盛期の1割の価格に
ローンチパッドを利用する際には上場直後の価格動向に目を向けておくことが大切です。長期的な成長可能性を考えている場合はガチホ(長期保有)も検討できますが、その場合はトークンに実用性があるのかを考え方の基準にしてください。機能の無いミームコインである場合は短期的な盛り上がりで終わる可能性が高いです。
最新情報を常に確認しておく
ローンチパッドに掲載されている先行セールの大半は海外のプロジェクトです。よって最新情報は自分で掴みにいかないと日本語では流れてきません。
プロジェクトの最新情報を得る際には以下を参考にしてください。
- プロジェクトの公式X:最新のプロジェクト情報や開始日、上場予定日の情報が投稿されるため、情報をキャッチアップしておく
- ローンチパッド内の情報確認:Best WalletではUpcoming Tokensからセール状況を確認可能
- コミュニティフォーラムや情報サイト:プロジェクトによっては先行セールに関しても掲示板などが立ち上がっていることがある
まとめ
本記事では仮想通貨のローンチパッドとは何かから、おすすめやメリット・デメリットまで紹介してきました。
ローンチパッドとは、仮想通貨プロジェクトが資金調達や知名度向上を目的としてトークン販売を行うサービスのこと。投資家は有望なプロジェクトに早期アクセスでき、運営側はコミュニティ主導で資金調達ができます。
本サイトではローンチパッドにBest Walletを活用することをおすすめしています。ウォレットで安全に購入することができ、購入後はそのままウォレット内で安全に保管することができるため、取引所のローンチパッドとウォレットを使い分ける必要がありません。
本サイトではBest WalletのUpcoming Tokens内にある様々なおすすめ仮想通貨を解説しているため、ローンチパッドでの投資を考えている方は、是非参考にしてみてください。