ビットコイン大口投資家、満期前に112億ドル買い集める

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ビットコイン価格チャートの中を泳ぐクジラと雄牛のシンボル

ビットコイン(BTC)の大口投資家(クジラ)たちは28日、オプション満期を前に総額112億ドル(約1兆6900億円)相当のビットコインを買い集めていることが明らかになった。

同時に、実際のビットコインを報酬として提供するプロジェクト「BTC Bull Token(BTCBULL)」のプレセールも好調で、資金調達額が420万ドル(約6億3400万円)を突破した。

ビットコイン大口投資家が積極的な買い集めを継続

ビットコイン(BTC)の価格が3月11日に7万7000ドル(約1163万円)まで下落して以降、大口投資家たちは積極的な買い集めを行っている。Coinglassのデータによると、過去2週間で約12万9000ビットコイン(112億ドル相当)を購入したという。

この積極的な買い集め傾向は、昨年8月以来最も強い購入活動を示しており、今後も継続する可能性がある。マイケル・セイラー氏の戦略に沿って、7億1120万ドル(約1074億円)の資金調達が行われ、さらなるビットコイン購入が予想されている。

また、ゲームストップが計画している13億ドル(約1963億円)の転換社債発行も、市場への新たな資金流入を示唆している。

ビットコインのオプション満期が市場に与える影響

この大量購入の動きは、金曜日に予定されている165億ドル(約2兆4915億円)相当のビットコインオプション契約の満期と重なっている。ビットコインが9万ドル(約1359万円)付近かそれ以上を維持できれば、強気なモメンタムがさらに高まる可能性がある。

オプション満期後、トレーダーたちがポジションを再調整する際に新たな買いが誘発される可能性もあり、特にクジラたちが重要な価格レベルでさらにビットコインを蓄積する機会を見出せば、その傾向は強まるだろう。

ヘッジポジションの解消による売り圧力の減少も、ビットコイン価格の安定と上昇傾向に追加的な支援を提供する可能性がある。

ビットコイン報酬型トークンBTC Bullが注目を集める

ビットコインの価格上昇が期待される中、BTC Bull Tokenというプロジェクトも投資家から大きな関心を集めている。約1か月前にプレセールを開始してから、すでに420万ドル(約6億3400万円)の資金を調達している。

BTC Bull Tokenの特徴は、その独自のメカニズムにある。このプロジェクトは、ビットコインが新しい価格マイルストーンを突破するたびに、BTCBULLトークン保有者に実際のビットコインをエアドロップする世界初のトークンとされている。この報酬は、ビットコインが15万ドル(約2265万円)に達した時点から始まり、その後5万ドル(約755万円)ごとに追加のビットコインが配布される。

現在、BTCBULLトークンは0.00245ドル(約0.37円)で販売されており、投資後すぐにステーキングすることで年率100%の利回りを獲得できる。プレセール価格は48時間後に上昇する予定であり、早期投資家にとって今が参入の好機と言える。

YouTuberのCrypto Scholarも同プロジェクトを支持しており、信頼できる暗号資産教育プラットフォームの99Bitcoinsは、BTCBULLを2025年に1000倍のリターンが期待されるトークンリストに含めている。

BTCBULLの魅力は、単にビットコインを獲得するだけでなく、長期保有の資産としても設計されている点にある。ビットコインが価格マイルストーンに達するごとにBTCBULLトークンの供給が減少するトークン焼却メカニズムにより、残りのトークンの価値が時間とともに高まる可能性がある。

すでにX(旧Twitter)で約8000人、Telegramで2000人以上のフォロワーを獲得しており、投資家の関心が高まるにつれてコミュニティも拡大している。

このように、ビットコインの価格動向と併せて、BTCBULLのようなビットコイン関連プロジェクトにも注目が集まっている。大口投資家の動きや新たな投資機会の出現は、暗号資産市場の活況を示す指標となっている。

峯 竜也

暗号資産とブロックチェーン技術に特化したジャーナリスト。業界の最新動向や市場分析を発信。技術的な深掘りから初心者向けガイドまで、幅広い読者に向けたコンテンツ制作を得意とする。