米国では現在、20州がビットコイン(BTC)を準備資産とする法案を提案しており、そのうち2州が承認に近づいている。暗号資産(仮想通貨)を公的資産の一部として組み込む動きが加速している。
ユタ州は「HB 230」を可決。議会での投票では1票を除き、ほぼ全会一致で支持された。現在、同州が仮想通貨準備金の設立を正式に決定するかどうかが焦点となっている。
HB 230の内容によれば、公共資金の5%を仮想通貨に投資する計画で、ビットコイン、ステーブルコイン、および時価総額5,000億ドル以上のアルトコインが対象となる。
モンタナ州では「HB 429」が議会を通過し、現在、最終的な投票を待っている。この法案が承認されれば、最大5000万ドルをビットコインやステーブルコインに投資する計画が進められる見込みだ。
オクラホマ州とアリゾナ州も仮想通貨準備金に関する法案を委員会で審議中であり、今後の展開が注目される。一方、ペンシルバニア州では仮想通貨関連法案が否決されており、各州による対応の違いが明確になっている。
仮想通貨に対しては依然として賛否が分かれるものの、米国政府はビットコインを合法的な資産クラスと認識している。政府の採用が進めば、小売業者や機関投資家の参入が加速し、特に低時価総額のアルトコインが急成長する可能性が指摘されている。
そこで今回は、今後の仮想通貨市場の成長を見据え、2025年に注目すべき3つのプレセール銘柄を紹介する。
- Solaxy(SOLX)
- BTC Bull(BTCBULL)
- MIND of Pepe(MIND)
これらのプロジェクトは、それぞれ独自のユースケースと成長戦略を持ち、市場に新たな投資機会を提供する可能性がある。
1. Solaxy(SOLX)
Soalxyは、現在の仮想通貨市場で急成長中のソラナ(SOL)初のレイヤー2チェーンとして開発された最新プロジェクトだ。
ソラナは現在、仮想通貨市場において時価増額6位を誇る主要ブロックチェーンの一つであり、米国の一部州がソラナを純瓶金として採用する可能性も出てきている。
Solanaの時価総額は年間327%の成長率を記録し、1日の取引量は1,060億ドルを超えている。これにより、ネットワークの利用が急拡大する一方、急増するトラフィックに対応できていないのが現状だ。
Solaxyは、ソラナチェーンが直面するネットワーク混雑の課題を解決するために開発された。トランザクションのスケーリングを向上させ、スケーラビリティの向上を図り、ネットワーク処理能力を強化することを目的としている。
同プロジェクトは、処理速度の向上、手数料の削減、取引の高速化を可能にする設計となっている。また、AIエージェント、Play-to-Earn(P2E)ゲーム、分散型金融(DeFi)プロトコルなどの高トラフィックアプリケーションの開発を容易にするプラットフォームとして機能する。
Solaxyのプレセールは現在進行中であり、これまでに2240万ドルの資金を調達。1トークンあたりの価格は0.00164ドルに設定されている。市場アナリストの予測によると、上場後の価格は0.032ドルに達する可能性があり、現在の価格から1851%の上昇が見込まれている。
2. BTC Bull Token(BTCBULL)
BTC Bull Tokenは、ビットコイン投資家向けに設計されたミームコインだ。独自のユニークな報酬制度により注目を集め、現在開催中のプレセールでは、240万ドルの資金を調達している。
BTC Bull Tokenは、ビットコイン価格に連動したエアドロップを提供する独自の報酬モデルを導入している。具体的には、ビットコイン価格が15万ドル、20マンドルに到達した際、BTCBULLトークン保有者にビットコインがエアドロップされる仕組みだ。また、250万ドル到達時には、より大規模なエアドロップが予定されている。
現在開催中のプレセールに参加し、BTCBULLトークンを保有することで、このユニークな報酬制度の恩恵を受けることができる。
また、エアドロップのほかに、ビットコイン価格が5万ドル上昇するたびにBTCBULLトークンの一部をバーン(焼却)する仕組みを導入。これにより、トークン価値の希少性を維持し、トークン価格の上昇を促進させる狙いだ。
本稿執筆時点において、BTCBULLトークン価格は0.00237ドルで取引されているが、このプレセール価格は段階的な値上がりが計画されている。また、プレセール参加者は最大179%の年間収益率(APY)を享受できるステーキングに参加することができる。
3. MIND of Pepe(MIND)
近年、AIエージェン仮想通貨への関心が高まっている。現在、同セクターの市場規模は54億ドルに達し、1日で3.3%の成長を記録している。このセクターを牽引しているのが、Fetch.ai(FET)、Virtuals Protocol(VIRTUAL)、ai16z(AI16Z)などのプロジェクトだ。しかし、新たに登場した「MIND of Pepe」が、独自の分析能力で注目を集めている。
MIND of Pepeは、AI駆動型の市場分析ツールを提供し、リアルタイムで市場データやソーシャルメディアの動向を解析する。この技術により、市場トレンドを特定し、価格変動のパターンを予測することが可能になる。
また、MINDトークン保有者には特別な市場インサイトが提供される。この機能は、従来の投資手法と異なり、人間のバイアスや感情に左右されず、データに基づいた客観的な投資判断をサポートする。
現在実施中のプレセールでは、これまでに650万ドルの資金調達に成功。本稿執筆時点のMINDトークン価格は0.0033587ドルで取引されている。