ビットコイン、30万ドルへ価格上昇期待 |アナリスト解説

私たちを信頼する理由
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オランダの仮想通貨アナリスト、ヘルト・ファン・ラーゲン氏は15日、現在の強気相場においてビットコインが大幅な価格上昇を遂げる可能性があると大胆な予測を発表した。この発言は、最近のビットコイン市場が主要アルトコイン市場とともに横ばいを続け、大きな価格変動がない状況の中でなされた。

強気パターンの完成|上昇間近か

ファン・ラーゲン氏、ビットコインが急激な価格上昇の準備が整っている可能性があると指摘。この分析は、「強気のメガホンパターン」と「放物線状の段階的形成」という2つのチャートパターンに基づいている。

「強気のメガホンパターン」(ブロードニング・ウェッジとも呼ばれる)は、価格が長期にわたり高値と安値を切り上げながら拡大することで形成される。このパターンは一般的に高いボラティリティを示し、長期間の蓄積の後、最終的に上方ブレイクアウトする傾向がある。

ファン・ラーゲン氏によれば、ビットコインはすでにこのパターンを上抜けし、過去3か月間その上限をサポートラインとして値固めを図ろうとしている。これは、このパターンの有効性を確認するとともに、今後の価格上昇を示唆している。

ビットコイン、価格上昇の準備完了

また、ビットコインの歴史的な強気相場の動きを反映した「放物線状の段階的形成」においても、同様の強気シグナルが見られる。このパターンでは、価格が段階的に上昇し、それぞれのステージでサポートとなる価格ゾーン(ベース)を形成する。

ベース1は、弱気相場の蓄積期を経た後の価格急騰によって形成される。ベース2は、ベース1を上抜けた後の高値圏で形成され、次にベース3がより高い価格帯で形成される蓄積ゾーンとなる。ベース4は、新たな放物線状の高値圏に入る直前の最終段階を表す。

ファン・ラーゲン氏は、ビットコインがすでにベース4を超え、「強気のメガホンパターン」の完成と一致していると指摘している。同氏は、ビットコインが大幅な上昇に向けて勢いを蓄えており、27万~30万ドルの価格帯が現在の強気相場のピークになる可能性があると予測している。

ビットコイン価格の見通し

記事執筆時点で、ビットコインの価格は96,191ドルであり、過去24時間で1.4%下落している。一方で、週間では0.4%上昇しているものの、月間ではおよそ7%の下落を記録している。

Coincodexのデータによると、「恐怖と欲望指数(Fear & Greed Index)」は50を示しており、市場心理は中立的であり、投資家の間では依然として不確実性が見られる。

日足チャートで97,493ドルで取引されるBTC
日足チャートで97,493ドルで取引されるBTC|出典: Tradingview.comのBTCUSDTチャート

短期的な価格予測として、Coincodexのアナリストは、今後5日間でビットコインが107,605ドル、1か月後には130,902ドルに達すると予測している。一方、長期的な予測では、3か月後には158,696ドル、6か月後には174,820ドルに到達すると見込んでいる。

早藤 佑太

2020年より暗号資産(仮想通貨)投資を開始。2021年よりSNSやブログでもコンテンツ発信を開始。2025年よりICOBenchのライターとして参加。

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