新たに10種類のETF申請｜仮想通貨プレセールに20億円集まる

大手投資会社タトル・キャピタルはこのほど、米国証券取引委員会（SEC）に対し、チェーンリンク（LINK）、カルダノ（ADA）、ボンク（BONK）、トランプコイン（TRUMP）といった新しい暗号資産（仮想通貨）を含む10種類の上場投資信託（ETF）を申請した。この申請は、仮想通貨に前向きなマーク・ウイエダ氏がSECの新議長に就任したことを受けた動きと考えられている。

米ファンドマネージャー、新たな動きを模索

タトル・キャピタルはすでに、ビットコイン（BTC）やイーサリアム（ETH）のレバレッジETFを提供している。今回の動きは、そこにリップル（XRP）、ソラナ（SOL）、メラニア（MELANIA）を含む10種類の追加を求めている。同社のレバレッジETFは、基礎となるトークンの日々の値動きの2倍のリターンや損失を提供している。

また先週には、REXシェアーズがDOGEのETFを申請した。

SOLやXRPのETFに関する憶測は以前からあったが、ミームコインや新しい仮想通貨のETFというアイデアは全く新しい実験的なコンセプトだ。ブルームバーグ・インテリジェンスは、発行者がSECの新しい方針を見極めようとしていると指摘した。

タトル・キャピタル、新しい仮想通貨の可能性を開拓

もしSECがタトル・キャピタルのETFを承認すれば、これらの金融商品は早ければ4月までに市場に登場する可能性がある。

そのため、新しい仮想通貨ETFの前例を作ることになり、他のトークンにも同様の商品が開発される道を開くことが期待される。特に、ユーティリティを備えた新しい仮想通貨の承認が進む可能性が高いと考えられる。

その一例としてSolaxy（SOLX）は、ペペのマスコットを持ちソラナ初のレイヤー2ソリューションとして、より大きな注目を集めているユニークなプロジェクトだ。

Solaxyは、トランザクションの一部をサイドチェーンにオフロードすることで、ネットワークの混雑を軽減。手数料の削減や転送速度を向上させることを目指している。現在、ソラナにはレイヤー2ネットワークが存在しないため、Solaxyはこの分野でのパイオニアとなる可能性を秘めている。

このユニークなユーティリティのおかげで、Solaxyはプレセールで1,560万ドル以上を調達。現在、1SOLX=0.001618ドルで早期投資が可能だ。

新しい仮想通貨の価値を高めると仮想通貨取引所への上場する計画も進めており、価格の急上昇を引き起こす可能性が期待されている。

過去の事例：ビットコインETFの影響

ビットコイン（BTC）最初の現物BTC ETFの申請は2013年に行われたが、実際にBTC ETFがカナダでローンチされたのは2021年。このニュースの影響で、BTC価格は1ヶ月で3.3万ドルから5.7万ドルに、2ヶ月で6万ドルまで上昇した。

ブラックロックは2023年6月、BTCは2.7万ドルのときに最初の米国BTC ETFを申請。2024年1月に米国現物市場でETFが取引を開始して以来、BTCは10万ドルに達した。

Solaxyもまた、このような機関投資家の採用波に乗り、初期支持者に大きなリターンをもたらす可能性を秘めている。

ミームコインと新しい仮想通貨ETFの未来

新しい仮想通貨市場に前向きな政権の影響はすでに顕著だ。SECはまだタトル・キャピタルの申請を承認していないものの、承認の可能性は十分にある。

仮想通貨市場は新しい強気サイクルに突入しており、機関投資家がSolaxyのような新しい仮想通貨を単なるミームとしてではなく、その革新的な技術として評価する時代が訪れるかもしれない。

ただし、仮想通貨市場は依然として非常に変動性が高く、利益が保証されるものではない。投資家は常に自己調査を行い、冷静に行動することが重要だ。

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