ソラナ基盤のボンク(BONK)は、最近多くのミームコインが急落した中で、わずかな下落にとどまる底堅さを見せた。
同トークンは、24時間で0.1%の下落にとどまったのに対し、同期間にファートコイン(FARTCOIN)は3.2%、SPX6900(SPX)は4.9%の価値をそれぞれ失った。
今回の記事ではBONKを取り巻く環境を分析し、今後の可能性を見ていく。
ETF承認でBONKがさらに注目される可能性
米国で初のソラナ上場投資信託(ETF)が承認されれば、ミームコインの立ち上げにおいて現在最も人気のあるブロックチェーンにとって、極めて重要な瞬間となる可能性がある。
ETFは、エコシステム全体への機関投資家のさらなる関心を引きつけ、BONKのようなソラナ上のミームコインの価格を押し上げる可能性がある。
BONKは時価総額13億ドルで、このソラナエコシステムにおいてトップクラスに位置する。
一方、Canary Capitalはパジー・ペンギンズ(PENGU)のETF承認に向けて大きな進展を見せている。
もし米証券取引委員会(SEC)がこの資産運用会社にゴーサインを出せば、BONKにとっても大きな利益につながる可能性がある。
BONKが次に独自のETFを上場させる候補となるかもしれないからだ。
数カ月前、BONKはトークン保有者数が100万人に達した時点で1兆BONKをバーン(焼却)するというインセンティブを開始した。
7月2日時点で保有者数は94万3,479人となっており、目標達成が間近に迫っている。
このトークンバーンは、BONKの流通供給量の1%強に相当し、価格を下支えする一因となる可能性がある。
ミームコインBONK、価格目標は0.000025ドルか
日足チャートを見ると、BONKの価格は数日前に下降チャネルを明確に上抜けした。
このブレイクアウトには平均を上回る出来高が伴っており、トレンドラインが市場参加者にとって重要であることを裏付ける好材料だ。
また、9日指数平滑移動平均線(EMA)が21日EMAを上回る「ゴールデンクロス」と呼ばれるテクニカルな買いシグナルも発生した。
これは通常、大きな価格上昇を予期させるものである。
現在、BONKにとって短期的に注目すべき主要なレジスタンスラインは200日EMAであり、これは現在0.00002ドルに位置しており、この水準は心理的な節目でもある。
さらに相対力指数(RSI)が14日移動平均線を上抜けた後、中間線を上回って推移している。
このブレイクアウト後のBONKの上昇幅を推定するために価格チャネルの高さを参考にすると、価格が200日EMAを上抜ければ、短期的な最初の目標は0.000025ドルとなる可能性がある。
ソラナ上の有望ミームコインを発掘するボット誕生
BONKの他にも、ソラナ上にはポテンシャルを秘めたミームコインが数多く存在する。
特に、まだあまり知られていないミームコインは、注目を集めて価格が急騰する前に非常に安い価格で取引できる可能性がある。
しかし、毎日何千ものミームコインがローンチされる中で、これらの隠れた原石をどうやって見つければよいのだろうか。
Snorter(SNORT)は、ソラナ上のDEXやPump.funのようなプラットフォームを監視し、大きな利益をもたらす可能性のある有望なミームコインを特定するために設計された自動取引ボットだ。
このプロジェクトは現在先行トークン販売を実施しており、現在注目されているものの一つとなっている。
この取引ボットは低い手数料、利益確定や有利なエントリーポイントを設定するための指値注文機能、そしてMEV攻撃やラグプル、詐欺からの保護機能を提供する。
Snorterの詳細機能は公式サイト上で公開されているホワイトペーパーに記されている。
将来的にはイーサリアム(ETH)やバイナンス(BNB)チェーンなど、他の複数のチェーンでも動作可能となる予定だ。
この取引ボットが優れた結果を出し始めれば、SNORTトークンへの需要は急増する可能性がある。
ユーザー保護のセキュリティにも力を入れており、外部監査機関Coinsultの審査をクリアしている。
なお、ミームコインの購入には元本割れなどのリスクが伴うため、購入および運用はすべて自己責任で行う必要がある。