オリンピックとブロックチェーン

オリンピックとブロックチェーン

日本では2020年に東京オリンピックが開催されます。

海外でどれだけ報道されているのかはわかりませんが、最近まで「チケット転売問題」が大きな関心を集めました。

日本ではイベントチケットの営利目的の転売が社会問題となっていますが、東京オリンピックでこの問題がとうとう収拾がつかなくなるのではないか危惧する声が上がっていました。政府やオリンピック運営委員会が一致団結し、二転三転して打ち出された対応策は、ID登録によるチケット販売でした。

スマートフォンなどで事前にID登録をした人だけがチケットを購入できる仕組みです。これはどれだけ有用なのでしょうか? このID登録には厳密には公的な本人確認書類が必要ありません。

例えば、転売業者が大量のスマートフォンを購入し、ID登録をしたのち人気の出るチケットを買い占めます。そして、チケットそのものではなくその端末を販売したとしたら? 後追いは困難です。

オンライン上のID登録はどれくらいの信頼性のあるものなのか私にはわかりません。

なぜここにブロックチェーンを導入しなかったのでしょう?

ブロックチェーンを活用した本人確認と公開台帳システム、スマートコントラクトなどを応用すれば、ずっとコストが低くかつ偽造を根絶することも不可能ではなかったはずです。

試しにICObenchのICOsでSearchのボックスに「ticket」と記入し「エンターテイメント」カテゴリーを選択してみてください。32ものプロジェクトがヒットします。この中にはすでに製品が完成していたり、ダウンロードが可能なものも少なくなく、すでに技術としてある到達点に至っているはずです。

また、東京オリンピックの驚くべき点は、会場内の物販含めすべての販売がVISAカードのみで行われるということです。たしかにVISAカードは素晴らしいカードですが、このように制限をつければユーザーは困惑します。

ブロックチェーンは支払いから観戦、偽造防止、記録の正しい保存までを一括して行なうことが可能なはずです。今回東京で行われる国際的イベントの革新性の欠如が私は残念でなりません。もちろん全てに落胆しているわけではなく、AIや画像認証システムなど多くの最新技術を取り入れており、これが私をワクワクさせます。しかし、なぜここにブロックチェーンが存在しないのだろうと疑問に思います。

多くのプロジェクトがクオリティの高いシステムをリリースすることで、社会はより良くなるはずです。その変化を私たちは見逃してはいけません。

12 Mar 2019 オリンピック東京Japan



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05 Jun 2019 Nozomu Nakazato 1 0 62
日本のIEO市場
ICObenchは毎週優れたレポートを発表しています。 光栄にも私のレポートが公開されたので、日本人ユーザーのために日本語の文章をここに掲載します。ICObench publishes excellent reports every week. I am honored...
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