年々、日本においても日常でブロックチェーンという言葉を目にしたり、耳にする機会が増えてきています。
それは例えば、テレビのニュース、普段使うSNS、経済新聞などです。
中には、日本が誇る文化、マンガでもブロックチェーンを説明しているものもあります。
そのどれもがブロックチェーンがもたらす未来について語っており、ブロックチェーンの特長から、企業も目をつけて取り残されまいと導入を検討しはじめています。
では、2018年の日本はどうだったのでしょう。
2018年に行われたブロックチェーンのイベントについていくつかご紹介します。
2018年10月、日本最大のブロックチェーンイベント「WORLD BLOCKCHAIN FESTIVAL2018」がさいたまスーパーアリーナで開催されました。
このイベントは「Create the Future, Change the World」をテーマに、さまざまな視点からブロックチェーンについてアプローチできるイベントになっていました。
ブロックチェーンの技術を用いて、地方創生や社会問題の解決や地域コミュニティの活性化などを目指す取り組みが紹介されたり、国内外から、これからの世界を作るイノベーターたちが集まり、ブロックチェーンが持つポテンシャルや今後の可能性について熱弁していました。
また個人のみならず、ブロックチェーンや仮想通貨に関わる有力企業や団体などが最新情報や現状について発信し、意見交換を行いました。
マライア・キャリーがスペシャルゲストとして出演するなど、イベントの注目度の高さがわかります。
また同年11月には仮想通貨ではなく、ブロックチェーン技術に焦点をあてた、「Japan Block chain Tech summit 2018」が秋葉原UDXで開催されました。
仮想通貨を投機目的のものとしてとらえる従来の考え方ではなく、仮想通貨内のブロックチェーン技術に着目し、業界のキーパーソンやメディアを通して、ブロックチェーンの特徴や展望について共有されました。
このサミットではイベント会場内での参加者と出展側の交流に重きを置くために、開放的、交友的な出展ブースやイベントが用意されていました。
ブロックチェーン技術を日常生活に取り入れるにあたり、参加者がイメージしやすいようにわかりやすい事例を用いたり、海外プロジェクトは多言語対応をするなど、全体を通してブロックチェーン=金融という固定概念をなくし、より身近に感じられる工夫が多くありました。
このようなイベントが2018年にはいくつか行われ、国会議員も企業経営者も、そして私たちでさえも、以前よりブロックチェーンに注目し、その可能性を見出しています。
この流れから、2019年は日本でもブロックチェーン技術や研究が加速されるでしょう。
ブロックチェーン技術は日本の経済や産業において事欠かないものになりますし、私たちの生活により近いものになる日はそんなに遠くないかもしれません。